かなり久々の、阿佐ヶ谷ブログ更新です。
いや、もはや久々などと言えるレベルではなく、かと言ってブログの存在を忘れていた訳ではなく、
いつも常に書こうという意識は頭の片隅にあったのですが、
ゴールデンウイークの間に書こう! 高円寺阿波おどりが終わったら書く!
年末年始の休み中にぜったい書く! 今度こそ本当にゴールデンウイーク中に…などとやっているうちに、あっという間に時は流れ、気づいたら1年半以上も…本当に時が過ぎるのは早いわぁー。
という訳で、今回は、ブログを更新していない間に刻々と変化し続けている
阿佐ヶ谷の街の様子をお伝えします。
まず、JR阿佐ヶ谷駅を降りてすぐの場所に、大きな変化が。
高架下にあった昭和な雰囲気が魅力のスポット『ゴールド街』が、耐震工事のため解体。
それまで建物があった場所が、がらんどうの空間になり、
向こう側の「ゴールドストリート」の景色まで見わたせるのは、ちょっと不思議な感覚。
↓ありし日のゴールド街。
かつて『ゴールド街』には、靴屋やドラッグストア、定食屋や喫茶店、居酒屋などの店があり、
なぜかシニアブティックがやたらと充実していた。
再開発にともない閉店してしまった店も多いけれど、高円寺の高架下に移転した「クロンボ」と、
阿佐ヶ谷スターロード商店街に引越した「葉山房」など、現在も営業を続けている店もあります。
※リンク先の記事は移転前の内容です
現在、すでに工事が始まっているので、
来年あたりには新しいショッピングモールか何かがオープンすると思われます。
高架下以外にも、耐震の建て替えや取り壊しで閉店するお店が増えている気がする。
阿佐ヶ谷駅から中杉通りを南下した突き当たり、
青梅街道沿いの『靴流通センター』のビルにあった書店「書源」。
こちらは、建物の耐震のための建て替えとの事情により、2月で閉店してしまった。
ここの本の陳列は、編集的な視点というか、
ほかの書店にはない独自のセンスを感じさせるものがあり、とても面白く魅力的だ。
並んでいる本のテーマやキーワードもマニアックでサブカル的なものが多く、
店内を眺めていたら何時間でも過ごせてしまいそうな書店だった。
阿佐ヶ谷からこの本屋がなくなってしまうのは痛い。
私は阿佐ヶ谷居住歴はまだ10年足らずだけれど、
いかにも昔からやっているという風情のお店がなくなるのは、やはり何かさびしいものがある。
そして、「閉店する前に、もっと行っておけばよかった…」と今さら悔やむのだった。
そういえば、昨年の10月末には、家の近所にある、「Z-one すぎのや」も閉店してしまった。
「すぎのや」は、食品や日用品を扱う、よろずやさん的なお店。
どの街にも一軒はあるような、日常の中にあるのが当たり前という感じの店だから、
ふだん何も意識していなかったけれど、ある日閉店することを知って、かなりショックだった。
それに何といっても、ここの「おにぎり」が、とてもおいしかったのだ。
毎日「すぎのや」の奥さんが握るおにぎりは、お惣菜コーナーの一角に並んでいて、
ふっくらとした握り具合や、しっとりなじんだ海苔の食感は、
なんとなく、子供の頃に母が握ってくれたおにぎりを彷彿とさせるものがあった。
なんと、食べログに「おにぎりがおいしい」との口コミが投稿されるくらいなのだ。
店のご主人に「こちらのおにぎりがもう食べられなくなるなんて、残念です」と言うと、
「店は閉めても、おにぎりだけでも続けてほしいってお客さんに言われるんだけどね、
これからは自分で握ってください。っていってるんですよ」と仰っていた。
「すぎのや」の閉店日が近づくにつれ、買い物に訪れる近所の人々が
「今まで助かりました」とか「寂しくなります」と、店のご主人に声をかける様子が見られた。
お客さんと店主の会話を耳にしながら、じわっと切ない気分がこみ上げた。
さらに、「阿佐ヶ谷」を象徴するスポットのひとつでもある、
建築ファンや団地愛好家の間でも有名らしい『阿佐ヶ谷住宅』にも、ものすごく大きな変化が。
↓ありし日の阿佐ヶ谷住宅
阿佐ヶ谷住宅は、建築家・前川國男氏が設計したことでも知られる、有名な集合住宅で
ゆるやかなカーブが連なる独特な敷地の形は、
自転車で走ると同じところをぐるぐる周っているような気分になる。
季節の草花が生い茂り、赤い屋根と白い壁のテラスハウスが並ぶ風景は、
絵本の中の世界のような、ここだけ切り離された別空間のようなオーラをまとっていた。
その阿佐ヶ谷住宅が、すべて建て替えられ、
昨年には、ものすごく高級感あふれる、ピカピカなマンションが建ち並ぶ一角へと変貌したのだ。
建ち並ぶマンションは『プラウドシティ阿佐ヶ谷』という名前で、見るからにゴージャスで快適そう。
ちなみに広告を見てみたら8000万…とかで、私などモデルルームに行くのも気が引けるような物件である。
こういうマンションに住むのも、たしかにちょっと憧れるけど、
あの建物や広場から放たれる、どこかの外国の町のような雰囲気はすっかりなくなってしまった。
まだ寒い2月のある日、阿佐ヶ谷住宅の近くにある善福寺川緑地公園を散歩していたら
沈丁花の香りがふわっと匂った。
もう少ししたら、善福寺川の桜が満開になり、
この界隈にもたくさんの人が訪れて賑わうことだろう。
今回は閉店したお店のことばかり書いてしまいましたが、
今後は新しくできたお店の情報なども、お伝えしていきたいと思います。
そういえば、阿佐ヶ谷といえば、お笑い芸人の「阿佐ヶ谷姉妹」が有名ですが、
私は彼女たちが衣装を買っているのは、JR阿佐ヶ谷駅の北口にある
パサージュ阿佐ヶ谷商店街の「マリヤ」に違いないと確信しています!
いや、もはや久々などと言えるレベルではなく、かと言ってブログの存在を忘れていた訳ではなく、
いつも常に書こうという意識は頭の片隅にあったのですが、
ゴールデンウイークの間に書こう! 高円寺阿波おどりが終わったら書く!
年末年始の休み中にぜったい書く! 今度こそ本当にゴールデンウイーク中に…などとやっているうちに、あっという間に時は流れ、気づいたら1年半以上も…本当に時が過ぎるのは早いわぁー。
という訳で、今回は、ブログを更新していない間に刻々と変化し続けている
阿佐ヶ谷の街の様子をお伝えします。
まず、JR阿佐ヶ谷駅を降りてすぐの場所に、大きな変化が。
高架下にあった昭和な雰囲気が魅力のスポット『ゴールド街』が、耐震工事のため解体。
それまで建物があった場所が、がらんどうの空間になり、
向こう側の「ゴールドストリート」の景色まで見わたせるのは、ちょっと不思議な感覚。
↓ありし日のゴールド街。
かつて『ゴールド街』には、靴屋やドラッグストア、定食屋や喫茶店、居酒屋などの店があり、
なぜかシニアブティックがやたらと充実していた。
再開発にともない閉店してしまった店も多いけれど、高円寺の高架下に移転した「クロンボ」と、
阿佐ヶ谷スターロード商店街に引越した「葉山房」など、現在も営業を続けている店もあります。
※リンク先の記事は移転前の内容です
現在、すでに工事が始まっているので、
来年あたりには新しいショッピングモールか何かがオープンすると思われます。
高架下以外にも、耐震の建て替えや取り壊しで閉店するお店が増えている気がする。
阿佐ヶ谷駅から中杉通りを南下した突き当たり、
青梅街道沿いの『靴流通センター』のビルにあった書店「書源」。
こちらは、建物の耐震のための建て替えとの事情により、2月で閉店してしまった。
ここの本の陳列は、編集的な視点というか、
ほかの書店にはない独自のセンスを感じさせるものがあり、とても面白く魅力的だ。
並んでいる本のテーマやキーワードもマニアックでサブカル的なものが多く、
店内を眺めていたら何時間でも過ごせてしまいそうな書店だった。
阿佐ヶ谷からこの本屋がなくなってしまうのは痛い。
私は阿佐ヶ谷居住歴はまだ10年足らずだけれど、
いかにも昔からやっているという風情のお店がなくなるのは、やはり何かさびしいものがある。
そして、「閉店する前に、もっと行っておけばよかった…」と今さら悔やむのだった。
そういえば、昨年の10月末には、家の近所にある、「Z-one すぎのや」も閉店してしまった。
「すぎのや」は、食品や日用品を扱う、よろずやさん的なお店。
どの街にも一軒はあるような、日常の中にあるのが当たり前という感じの店だから、
ふだん何も意識していなかったけれど、ある日閉店することを知って、かなりショックだった。
それに何といっても、ここの「おにぎり」が、とてもおいしかったのだ。
毎日「すぎのや」の奥さんが握るおにぎりは、お惣菜コーナーの一角に並んでいて、
ふっくらとした握り具合や、しっとりなじんだ海苔の食感は、
なんとなく、子供の頃に母が握ってくれたおにぎりを彷彿とさせるものがあった。
なんと、食べログに「おにぎりがおいしい」との口コミが投稿されるくらいなのだ。
店のご主人に「こちらのおにぎりがもう食べられなくなるなんて、残念です」と言うと、
「店は閉めても、おにぎりだけでも続けてほしいってお客さんに言われるんだけどね、
これからは自分で握ってください。っていってるんですよ」と仰っていた。
「すぎのや」の閉店日が近づくにつれ、買い物に訪れる近所の人々が
「今まで助かりました」とか「寂しくなります」と、店のご主人に声をかける様子が見られた。
お客さんと店主の会話を耳にしながら、じわっと切ない気分がこみ上げた。
さらに、「阿佐ヶ谷」を象徴するスポットのひとつでもある、
建築ファンや団地愛好家の間でも有名らしい『阿佐ヶ谷住宅』にも、ものすごく大きな変化が。
↓ありし日の阿佐ヶ谷住宅
阿佐ヶ谷住宅は、建築家・前川國男氏が設計したことでも知られる、有名な集合住宅で
ゆるやかなカーブが連なる独特な敷地の形は、
自転車で走ると同じところをぐるぐる周っているような気分になる。
季節の草花が生い茂り、赤い屋根と白い壁のテラスハウスが並ぶ風景は、
絵本の中の世界のような、ここだけ切り離された別空間のようなオーラをまとっていた。
その阿佐ヶ谷住宅が、すべて建て替えられ、
昨年には、ものすごく高級感あふれる、ピカピカなマンションが建ち並ぶ一角へと変貌したのだ。
建ち並ぶマンションは『プラウドシティ阿佐ヶ谷』という名前で、見るからにゴージャスで快適そう。
ちなみに広告を見てみたら8000万…とかで、私などモデルルームに行くのも気が引けるような物件である。
こういうマンションに住むのも、たしかにちょっと憧れるけど、
あの建物や広場から放たれる、どこかの外国の町のような雰囲気はすっかりなくなってしまった。
まだ寒い2月のある日、阿佐ヶ谷住宅の近くにある善福寺川緑地公園を散歩していたら
沈丁花の香りがふわっと匂った。
もう少ししたら、善福寺川の桜が満開になり、
この界隈にもたくさんの人が訪れて賑わうことだろう。
今回は閉店したお店のことばかり書いてしまいましたが、
今後は新しくできたお店の情報なども、お伝えしていきたいと思います。
そういえば、阿佐ヶ谷といえば、お笑い芸人の「阿佐ヶ谷姉妹」が有名ですが、
私は彼女たちが衣装を買っているのは、JR阿佐ヶ谷駅の北口にある
パサージュ阿佐ヶ谷商店街の「マリヤ」に違いないと確信しています!
私自身今年になって初めてこのサイトにお邪魔しました。 笑
皆さん忙しいのでしょう。記事が伸びませんね。かろうじてaiconさんが少し復活かな?
でも、いいんです。出来る時に楽しくやれれば!
で、今回も楽しく拝見させて頂きました。
変わりますねー、阿佐ヶ谷。仕方ないと言う部分はありますが、綺麗さだけを追求したのは賛同できないですね。
阿佐ヶ谷、高円寺と言ったエリアは変わらなさを追求して欲しいと願うのは、間違っているのかなー?
隣の駅なのに、阿佐ヶ谷と高円寺は全く違う文化を感じさせる。
阿佐ヶ谷住宅なんて阿佐ヶ谷らしい建物だったと思うのに・・・
ゴールド街なんて多分今では絶対つけないネームだと思うけど、(笑)その感じが良かったのにな。
ま、どんな街に変貌していくのか楽しみとしましょう!
其処に住む人達が其処の文化を作るので、アユミさんに期待して! 笑