ニューメルサが、1月末日をもって閉館しました。
悲しくて切ないBGMを聴きながら、今回のコラムをご覧下さい。

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5丁目のニューメルサが、いよいよ閉館したという噂を聞いた。
すわっ!! ついにここも取り壊しかと思ったが、ビルの耐震改修工事に伴い、 一旦閉館ですって。
9月の秋頃にはリニューアルオープンするのだという。

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いま銀座界隈は、ビルの建て直しでどこも突貫工事の真っ最中です。銀座通りだけでも、
松坂屋デパート、日産ショールームがあった4丁目交差点のサッポロ銀座ビル
カルティエが入っていた2丁目交差点の大倉本館が建替工事で大忙しだ。
ミキモト本店も建て替えが決まり、地下にあった銀座レカンも、暫しのお休みです。

大なり小なり銀座の再開発は粛々と進んでおり、
とあるテナントビルが更地になったまま何年も放置されていれば、
その周りのビルを巻き込んで再開発になる可能性はかなり高いのだそうだ。

そう言えばメルサって、名古屋の名鉄系の経営ですね。
デパートの松坂屋もそうだし、名古屋と銀座の関係って昔から深いのでしょうか?
なんとも不思議です。ちなみにメルサは造語で、
Meitetsu Elegance Ladies Shopping Avenue
メイテツ・エレガンス・レディース・ショッピング アベニューの頭文字をつなげたものだとか。

もののサイトによると、ターミナルビルや商業ビルの中に、
専門店を取り込んでの街づくりの仕掛けをしたのが、メルサが最初なのだとか。
メルサ方式と言われ、パルコなど、日本全国の施設に広まる先駆けとなったらしいです。

ニューメルサは各テナントはセールの真っ最中(と言っても1月末で全館閉店なのですが)、
次回はニューオープン狙いですね。最大80%割引、普段はなかなか手が出せない
ペルシャ絨毯陶器のお店も閉店セールで賑わっていました。

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加えて、階上にあるレストランフロアーも根強い人気です、
老舗のお店はいつもランチタイムから混んでいます。
向かったのは、7階フロアーの銀座 古川という、プチ高級なお店へ。
帝国ホテルにいた、ムッシュ村上シェフからお墨付きを戴いた洋食レストランです。

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この店はシチューもののメニューで有名なのですが、この日のお目当ては、
海老フライとドライピラフ クリームカレー添え」。

実は、閉館間際なので、ドミグラスソースの仕込みはすでに終了しており、
売り切れ次第、順次メニューから消えていく有様でした。

さてさてこの海老フライ、グルメ通の間では、
通称・スケキヨ (佐清) カレーとして有名なんです。
見た目のインパクトは抜群!! ドライカレーに海老フライが、
Vの字ににゅっと突き刺さっているそのダイナミックな様は、エロさえ感じさせます。

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ドライカレーはかなりスパイシー挽肉がたっぷりと入っていて、
これだけでもかなり美味しいです。さてどうやって攻略しようか? 
とりあえず、クリームカレーをどばどばっとかけてみました。
 
プリプリの海老フライと合わさって、絶妙なハーモニーを味わわせてくれます。
食べ進むにつれて、ボリュームも多く、かなり手強い感じです。

とは言え、この名物・スケキヨ海老フライとも暫しのお別れです。
オールドメルサが、ニューニューメルサに生まれ変わる秋頃に、ご来店ください。

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