むかしむかしあるところに、阿佐ヶ谷一番街という小さな村(街)がありました(まんが日本昔ばなしの市原悦子風)。今日はそんな村(街)の物語。

あ、どーも俺です。

ある時1人の妖精が、道に迷って
村(街)を徘徊しておりました。

村(街)の入り口にあるドナルドの家を通り過ぎ、しばらく
進んで”Sプリ”の先を右に入ると、

あ、ちなみに”Sプリ”とは阿佐ヶ谷一番街に構える
ラブホテルです。(〃∇〃)☆

ぽつんと一軒の灯りが見えてきました。
DSC_0012

妖精は最後の力を振り絞ってその灯りに向かって進み、店に辿り着きました。

阿佐ヶ谷”
Drawber”(ドローバー
DSC_0013

凍えた体の妖精を、その店のおじいさん(梅さん)は温かく迎え入れてくれました。
ウメ
「よくここまで辿り着いたね。温かい酒をお飲み」
「温かくなくていい」
1146656_524105310995404_94363787_n

妖精は疲れた身体をヒンヤリと暖め(?)、それ以来、旅の途中にはこの店に寄るようになりました。
あ、旅って毎日なんですけど。

おじいさんは山へ芝刈りに行くため、
火曜日以外は川で洗濯をさぼっているおばあさん(リサ)が店に立っています。
DSC_0097
「高円寺で道に迷ったらこの家(1号店)のはなれ(2号店)にお酔い、じゃないお寄り」
「おっけー」

言われた通り、高円寺でも酔って、じゃない寄ってみました。
DSC_0096
…………。

そんなある日、高円寺では店に立つ若者(パヤト)が誕生日を迎えました。
若者
(パヤト)は自分の誕生日が来るやいなや29杯のテキーラを飲んで半日くらい天国に旅立ってゆきました。

若者
(パヤト)を祝った大勢の旅人たちは、天国へと旅立った若者を偲んで酒杯をあげました。
hShBInFdJUVHb4E1381747886_1381748254

さらにその翌日は芝刈りから戻ったおじいさん(梅さん)の誕生日でした。
おじいさん
(梅さん)は誕生日の前から高円寺で昇天したバカ…じゃない若者にライバル心むき出し、自分の誕生日が来るやいなや36杯のテキーラを飲んで




…なんということでしょう!(劇的ビフォアフター風に)
おじいさん
(梅さん)はそれでも死ななかったのです!

おじいさん
(梅さん)は、人間じゃなく、昔から村(阿佐ヶ谷一番街)を守る、伝説の妖怪だったのかもしれません。

スキップしながら人生をリセットしに(ゲロ吐きに)行きました。
1378461_541278929278042_958529935_n

以来、妖精は、妖怪たちに見守られながら末長く幸せに暮らしたそうです。

めでたしめでたし。







阿佐ヶ谷を知りたいと思ったら、一度行けばよいと思う。是非、ラブホの先を右に曲がってみることをオススメしたい。

あ、もしSプリ(ラブホ)がわからなくても、よっぽど運が悪くない限り、一番街で
誰かそのへんにいる人に聞けばたいてい知ってます。

レゲエバーとか書いてあるけどウソじゃないかな。だって店の中で
レゲエについて語っている人を見たことがありませんもの。




幸せだなぁ!!!ずっとここにいたいとか思っちゃうよ。

天国に一番近いけど、天国には行かないままひたすら楽しく飲み続ける、そんな小さな物語。


Drawber(ドローバー)
杉並区阿佐谷南 2-21-8
20:00〜29:00

Drawber2(ドローバーツー)
杉並区高円寺南 4-29-9第三穴吹ビルB1
20:00〜29:00
Drawberホームページはここをクリック