喫茶は喫茶でも「メイド喫茶」。

メイド喫茶は「トーキョー喫茶」を連載しはじめた当初から気になっていたのに7年(7年!)も経ってしまった。東京にいたときは秋葉原がすぐ近くにあったのに、何となく機会を逃してしまい、本日ようやく、大阪にて初体験。

場所は日本橋(にっぽんばし。どうしても「にほんばし」と読む癖が治らない)。「オタロード」という界隈は電気街で、パソコン店やアニメ、フィギュアショップなどがあり、秋葉原みたいな所。

訪れたのは「メイドカフェ e-maid」。扉を開けると3、4人のかわいいメイドさんが並んでいて、「お帰りなさいお嬢様!」と声を上げた(うん、これは見たことがある光景だぞ)。
アニメ系の内装、テンションの高いメイドさん、オムライスに萌え絵を描いたりドリンクに魔法をかけたり・・・では全くなく、そこは普通の町の喫茶店だった。内装や雰囲気がふわりとしていて乙女ちっくではあるけれど、普通の喫茶店のウェイトレスがメイド服を着ている、という感じ。しかしお客さんはほぼ全員男性、その佇まいはイメージ通り。そんなアンバランスさが不思議な雰囲気。

紅茶のメニューが充実している。ケーキと紅茶を注文する。700円と安い。このお店、チャージが無い。料金も普通の喫茶店である。そのぶん「萌え萌えきゅーん!」みたいなサービスもないのだが、メイドさんとお客さんがほんわか会話をしているのがそこかしこで見える。
新しく入った感じのメイドさんの紅茶を置く手元がちょっと震えている。思わずお手伝いしてしまいたくなる。

想像していたメイド喫茶とはずいぶん雰囲気が違ったけれど、ちょっとした非日常な時間を、気張らずに楽しめるお店だった。

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メイドカフェ e-maid
大阪市浪速区難波中2-3-6
06-6649-0620
11:00~22:30