DSCF0022

都内にはいったいどれだけの猫カフェがあるのだろうかと思った。
ググってみると、その数ざっと20軒以上はあった。

区別に分けられたホームページを見ていたら、
中央区には猫カフェはない。いや昨年末までは。

猫CAFEにあお」(Niao)。
昨年の12月3日に銀座初の猫カフェとしてオープンしたらしい。

DSCF0017 2

場所は昭和通りの7丁目辺り。ビルの中2階にその猫カフェはあった。
入り口を入るとさらに扉がある。猫が脱走しないようにと、用心の扉なのだろう。

店内に入ると、一瞬猫の匂い犬派の私にとっては慣れない不思議な匂いだった。
靴を脱ぎサンダルに履き替え、私物を棚に置く。
すると同時に何匹かの猫がやってきて、鞄の中を覗こうとした。

DSCF0020 2
DSCF0021 2
DSCF0022 2
DSCF0019 2

聞いてはいたが、持ち物チェックは猫独特の行為だ。
奥からゆっくりと数匹の猫が、今度は私を調べにやってきた。
見慣れないストレンジャーを取り締まるように。

聞けば、ひっかいたり噛みついたりはしない、人によく慣れているらしい。
去勢はされていておとなしい。何度も言うが私は犬派だ

DSCF0020
DSCF0015
DSCF0021

犬の触り方や抱き方なら分かるが、猫はどう扱って良いのかわからない。
シッポをチョンと触ると、全身をギクッとさせた。こっちが、ギクッとしてしまった。

意外と猫のシッポは堅く、締まっている感じだ。
つかんでもいいのかな。ムギュと握ると、猫は一瞬振り向いてジッと私の顔を見る。
まったく猫ってやつらは、つかみ所のない動物だ。

希望としては、膝の上に仰向けにのせてノビノビさせたいのだが、
引っかかれたらどうしようという一抹の不安がよぎる。

路上を徘徊する野良猫にさわれるはずもなく、
今の今まで猫を抱き上げる経験すらなかった。

DSCF0012
DSCF0014

抜け目のない黒い猫ちゃっかりすり寄ってきたので、
思い切って両手をもって抱き上げてみた。おぉぉ、成せばなる。

そのまま膝の上に仰向けにのせて、親指で眉間をスリスリすると目を細めた。
まぁ、可愛いと言えば可愛い。だが、私の顔を猫の顔にくっつけて
スリスリする勇気はまだない。なぜなら、私は犬派だからだ。

結局、30分ほど滞在して、猫カフェを後にした。
ジャケットには、短い猫毛がいっぱいくっついていた。

銀座通りに向かって歩いていたら、松坂屋屋上のペットショップ「おおつか」を思い出した。
松坂屋は再来月6月30日で完全閉店。階上のレストラン街はすでに閉店している。

DSCF0015
DSCF0016
DSCF0014

屋上のビアガーデンは、写真のごとくうらぶれた様子、強者どもが夢の跡だ。
えぇいとダメ元で、屋上のペットショップを覗いてみた。
するとまだ細々と営業を続けていた。

ロングコートチワワを含めトイプードルがガラス内のケージに入っていた。
銀座らしいラインナップ、価格もかなり高めだ。
ペットショップなので、猫カフェみたいに触ることはできない。
今度は、犬たちを見て癒やされる。

今日の銀座パトロールは、猫に触り、犬を眺めた。
できれば、犬に触り、猫を眺めたかった。


http://www.niao.jp  猫カフェにあお【銀座7丁目】

http://www.ginza-mpet.com   ペットショップ おおつか 【銀座5丁目】