以前もチラッと書いたが、西荻窪の柳小路通りでは毎月第3日曜日に「昼市」という、まぁわかりやすく言うところの
堂々と昼間から泥酔できるダメ人間推奨イベント
が行われている。
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そんな中、以前もチラッと書いたが、5月の昼市において俺様はうっかりとある髪の薄いおやじの甘い誘いにまんまとハマって「浪曲を聴く会」に参加してしまった。
うっかりの詳細はこちら 

てかそれがさ!前回俺様ってばうっかり夢中になって聴いてしまったらさ!猛烈いいところで
「続きは次回」





(▼皿▼≠)(▼皿▼≠)(▼皿▼≠)(▼皿▼≠)(▼皿▼≠)
「次回っていつ?」

5月の演目は「清龍刀権次」
俺の記憶が確かならば、5月の話はこんな感じだった。
【青龍刀権次】〜俺の記憶中でのあらすじ〜
時は幕末の江戸、権次って名前のチンピラみたいな男がいた。ついでにこいつってば結構嫌われ者。
ある時権次は道で芸者が殺されるのを偶然目撃。ラッキーそれきたとばかりに殺した侍を強請りに行く。
…んだけどバカだから自分が犯人に間違えられて懲役7年。はいどうなるバカ権次。

とまぁこーやってあらすじを文字にするとそれだけ?って感じなんだけどさ、これがまた語りがうまいわけよこの語り人。やるな玉川太福。うっかり真剣に聴いてしまったのでもう続きが気になって仕方がない。すっかり気分は権次。どうなる俺。みたいな。
俺様「次はいつだ!」
小山「未定です」

それ以降俺は権次の行く末が気になって眠れぬ夜を過ごしていた。

聴かなきゃよかったと何度後悔したことか。

明けて6月昼市。堂々と昼間から飲んだくれている俺の元に一人の髪の薄いおやじが歩み寄ってきた。

そしておもむろに一枚の髪を、じゃない紙を懐から取り出すと満面の笑みを浮かべて俺に渡した。
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キタ━━━━(゜∀゜*)━━━━━!!!!!!!!!!
そんなわけで俺は7月15日、故郷阿佐ヶ谷のカレー計画も断り、スタッフとして参加すべき説明会をも断り、前の日に明け方まで飲んでいたことによる寝不足にも負けず、西荻昼市に繰り出したのであった。どうなる権次。


よしよしひっかかったなグヘヘとばかりに前説を始めるただの髪の薄い浪曲好き小山氏。
小山1

縁者の玉川太福曲師。
b
一見穏やかで心優しい
「ワタクシ常に皆様の幸せと心の安らぎを願って生きております」
的風貌に前回はすっかり騙されてしまったのだ。
俺は奴の策略にまんまとハマってしまったのだ。
繰り返すが
まんまとハマってしまったのだ。(連呼)


というわけで2ヶ月にも及ぶ長い心の安らぎを奪われた生活からようやく俺は懲役7年を終えて出所してきたバカな権次の行く末をついに聴けたわけです。
やったね俺!

…とまぁここまで読んでくれた敬虔な諸君は薄々お分かりだと思うが、




またいいとこで終わっちゃったわけよ!やるな玉川太福!まぁ〜人を物語にうっかり入り込ませるのがうまいうまい。
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そんなわけで
【青龍刀権次】〜俺の記憶中での7月のあらすじ〜
前回懲役7年を喰らって出所してくると世の中は既に明治。幕末の歴史的な風景を見ることなく塀の中で過ごしたおバカな権次は前回騙された芸者殺しの侍を発見する。しかも奴ってばすっかり成金になってウハウハ状態。
それきたと権次ってばまたもそいつを強請る。そしたらあれよ、ニセ札とか掴まされちゃってまたお縄。成金元侍の名前を聞かなかったもんだから(ガチで大バカ)またしても今度は懲役5年。どうなる猛烈バカ権次。


権次…………ほんとバカすぎる。

てなわけで次回の浪曲イベントは9月の第3日曜日。
権次の行く末が気になる方はぜひ西荻窪柳小路通りでの昼市にお越し下さい。

会場は柳小路をセイユー側にまっすぐ進んだ突き当たり。
きんぎょ
通常メニューも美味しいらしいよ。レバ刺し禁止後も豚レバ刺しのうんまいやつが食えるらしい。
で、なぜか俺の名刺を持つきんぎょの大将。
マスター









そんなわけで第3日曜日は西荻窪で酒と浪曲!!!!

ワイルドだろぉ〜〜〜〜〜 (☝。◣‿◢。)☝

玉川太福曲師ってこんな人