東京メトロ、銀座線
銀座駅のプラットホームにレモンイエローの電車が入ってきました。
街に待ってた、新車両1000系の入線です。
うわぁぁ、一瞬にしてホームがまっ黄っ黄になりました。
黄色い点字ブロックと相まって、辺りは一面の春まっさかりです。
今月の11日に、28年ぶりとなる新型車両1000系がデビュー。
車両のデザインは黄色い車体にチョコレート色の屋根をかぶせた、
いわゆるレトロ仕様なんです。ちょっと可愛い、ちょっとお茶目。
今のアルミ材の車両に比べると、目が痛いほどまばゆいです。
これなら、朝の通勤時でもぱっちり目が覚めそう。
地下鉄のトンネル内は暗いため、せめて車体色は明るくしようという
東京メトロの思いは、見事的中ですね。

サイトには、新型車両1000系の予定運行ダイヤが出ているので、
だいたいの入線が分かります。
まぁ駅のベンチで5~6本ほどやり過ごせば、遭遇するんですが。
やっぱり皆さん珍しいのか、入線するやいなや、にわかカメラマン、
にわか鉄っちゃんに早変わりです。
これが現在の旧車両
詳しく調べると、実際は黄色く着色塗装しているのではなく、
黄色のシートを貼ったフルラッピングというやり方だそう。
製造は愛知県の豊川、昨年の9月に
合格車両が東海道の一般道を通って中野車両基地まで運ばれたそうです。
これは、銀座線駅のシンボルイラストが描かれた連結部にある貫通扉。

上野駅のパンダ

浅草駅の雷門

日本橋駅の重文日本橋
外側のデザインはレトロ仕様ですが、中身は最新仕様です。
銀座線は急カーブが多いので車体にも、最新鋭の技術を投入しているとか。
その一方で、こんなアイデアも。
昔の銀座線、2000形:1959(昭和34)~1993(平成5)は、サードレールから
外れる時に電力供給が止まるため、車内灯が一瞬消えました。
いっそそこまで再現しようか、なんていう考えもあったそうです。
そう、駅の手前などで車両の照明が消えたのです。20年ほど前まで
見られた光景で、最初は驚きましたが、妙な味わいもあのました。
扉のところに非常灯のような明かりもあって、一瞬ランプが消えたんですよ。
記憶が確かなら、床は油引きのべとべとでした。
他社線との乗り入れがない東京メトロ独自の路線。
あと数年もしたら全車両がレモンイエローに入れ替わるとか。
ぜひ、黄色い帽子をかぶった小学生の団体に乗り込んで欲しいものです。