そういえば、年明けのとんねるず食わず嫌い王でゲゲゲのハングリー向井理氏が
「焼き肉のスタートはタン塩じゃなくてレバ刺しですね」
と言っていた。近い将来彼は俺と結婚するであろうことを瞬時に確信した。
その後、向井理氏はカルビが苦手だったという結果を知り、若干気が合わない感もあった、が俺は二人分のカルビを消化するくらいの懐は持ち合わせているのでなんら問題はないことを瞬時に確信した(反復表現)。

♪♪桜のつぼみも膨らんで、もうすぐお花見うれしいな♪♪(泥酔式の歌)←ウソです

そんな有名なフレーズ(?)をふと口ずさみたくなる年度末に事件はおこった。




「レバ刺し今度こそほんとに禁止のお知らせ」


人生最大のピンチが訪れた!!(←RPG調で)

「私の人生の楽しみの半分が奪われました」(新宿区会社員Aさん48歳)
「そろそろ覚悟を決めなければと先日弁護士を通して遺書をしたためました」(八王子市公務員Sさん56歳)
「これから自分の子供にどんな味を伝えてゆけば良いのかわかりません」(府中市主婦Yさん37歳)
「田舎のおばあちゃんが死ぬ前になんとか食べさせてやりたいです」(豊島区小学生Bくん11歳)
「やっぱりどうしても受け止められません。我々の存続の危機です」(杉並区阿佐ヶ谷レバ刺し部代表取締役部長Mさん34歳)

世間ではこの危機をなんとか切り抜けようとこんなものまで。
【ハイスキー食品】レバ刺し風こんにゃく マンナンレバー食べきりサイズ6食セット(1袋50g×6袋、ごま油10g×6袋、白ごま0.7g×6袋)【袋内の水気を切るだけ】【低カロリー】【こんにゃく】

【ハイスキー食品】レバ刺し風こんにゃく マンナンレバー食べきりサイズ6食セット(1袋50g×6袋、ごま油10g×6袋、白ごま0.7g×6袋)【袋内の水気を切るだけ】【低カロリー】【こんにゃく】

…気持ちはわからんでもないが実際に試食した友人談によると
「間違いなく赤いコンニャクである」
という結論に至ったという(しかもコンニャクよりだいぶ高額)。

まあそうだろうね。前に「こんにゃくラーメン」てやつを食ったことがあるが確実に
「糸コンを中華スープに入れた料理」
という結論に至ったし(しかも糸コンよりだいぶ高額)。

そんなわけで東京都内大嵐注意報により多くの企業で帰宅命令が叫ばれ、俺たちの中央線もストップし総武線移動を余儀なくされたるとある火曜日(レバ刺し半額DAY)

阿佐ヶ谷レバ刺し部緊急対策委員会実行本部は
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
暴風雨ニモ政府ノレバ刺シ圧力ニモマケズ

阿佐ヶ谷「尚」に結集した。
以前のコラム「尚(阿佐ヶ谷)」


参戦を表明していた中央線外部要員一名の安否を多少気遣い
「暴風雨だし遠くから来れないかもな…」
と念のため連絡を入れてみたが
「牛一頭分の肝を食べます!」
と俊敏に返信をよこし、待ち合わせ時刻前に到着して待つ気合いの入れよう。

やはりレバ刺しの人類における重要性は至るところで確認されるようだ。 

このあたりの状況を厚生労働省に理解してもらいたい。

俺たちはレバ刺し危機の最後の砦である「尚」に断末魔の叫び声を漏らしながら息も絶え絶えに踏み込むと、最後の力を振り絞って
「尚さんレバ刺し!!!」
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ご覧くださいこの生命力の輝き!!(死んでるけど) 
人類の生きる希望!未来への光!!!(ガチ)
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「尚さん追加!!!」
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ご覧下さいこの包容力の労り!!(反復表現)
人類の生きる希望!未来への光!!!(連呼)
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「尚さんレバ刺し!!!」
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ご覧くださいこn(ry
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その後レバ刺しを思う存分満喫した俺たち阿佐ヶ谷レバ刺し部は生命力を吹き返し、焼きに移行、カルビ、ハラミ、ロース、タン、豚バラ、スープ、ライス、キムチ、サラダに生ビールの連打連投を加えて本日の「レバ刺し緊急対策会議」は終了。

ちなみに会計は俺たちテーブルを参考にすると3名様で6190円であった。
殿方が若干多く支払ってくれたため俺の支出は
「ちょっとモスバーガーで豪遊しちゃった時」
より安いレベル。まさに神。
ネ申と書いてゴッド!
たぶん他テーブルはもっと安かったのではないか。
女将、はいつもの通りいないし、お神、はもう来てる。
「お肝(牛)を呼べ!!」(切願)

阿佐ヶ谷、いや、中央線広いしといえどもここまで新鮮で美味で、そしてここまで価格の良心的なレバ刺しがこのご時世で食べられるのはここだけではないだろうか。

ここだけであるのだ(断言)。
ここだけであるのだよ(大満足)。

とはいえ尚さんをもってしてもレバ刺しカウントダウンはもう間近。間近、まぢか、
まじかよ!!!(号泣)

そんなわけで残すところXDAYまであとわずかなんだよ(再号泣)。
俺のレバ刺しを求めて中央線をさまよう遥かなる旅路が始まったのであった。

そう、まるで母を求めて三千里をさまようマルコのように。

もしくはギャルのパンティ、じゃねえや、ドラゴンボールを求めて太陽系をさまよう孫悟空と仲間たちのように。

ちなみに、さまよう俺はひょんなところでまた素晴らしいネ神と書いてゴッドなレバ刺しに巡り会うのだが、その話はまた次回。

次回のレバ刺しを待て!!!









…このフレーズ、いつまで言えるんだろ…(嗚咽)