東京という不安に駆られつつ、
真剣に恋愛する事がかっこ悪いみたいな女性だけが歩いている山手線渋谷駅のホーム。
まさかの”トキョめきガール”と会った。

sibuya

ボクは友達と一緒にごはんを食べに行こうと渋谷に行った。
そして、いつも異常なくらい人がいるホームを降りて、
「あの時の彼女がメールしてきたんは結局、自分のことを試してるんちゃう?」
「それは違うやろ」とか話に熱中していたところ、人にぶつかってしまった。
「あっ、ごめんなさい」
ボクは金髪で”THEモード”系の金髪、
安藤裕子(誰との子供ができたんだろ?)似の女の子とぶつかっていた。

”トキョめき”の瞬間である。

今日びの20歳を越えた女子が人とぶつかった時に
「すいません」じゃなく、「ごめんなさい」っていう言葉をチョイスするなんてかわいらしすぎる。
言葉のチョイスは人格も個性も、その人の生き方さえ反映しているかもしれないと思ってしまう。
しかも、金髪の「ごめんなさい」はギャップがありすぎて一瞬、時間が止まってしまった。

でも、ボクはそれ以上、彼女を見る事ができなかった。
気づいたら、彼女は渋谷の雑踏の中に消えてしまっていたから。


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