天気が良い冬の日には、太陽の光の中で過ごしたくなる。
けれど、寒いのは得意ではないから、温室の中がいい。

そんなわがままに答えてくれる素晴らしい美術館がある。
品川駅から徒歩5分のところにある『原美術館』だ。
昔は邸宅だった建物を現代美術館にしているため
こじんまりとしているが、季節が感じられる庭が魅力の美術館だ。

大学時代は、授業の合間にしばしば足を運んだこともあり、
この美術館は私の青春の象徴でもある。
セレクションもなかなか面白いものが多く、
足を運んだ展覧会については、殆ど頭の中に残っているくらい印象的だ。

中に入ると「家」の面影、というよりもお屋敷そのもので、
各部屋に作品が絶妙に配置されている。
「もし、私がここの住人だったならば・・・」と想像しながら展示を見るのも楽しい。
常設展でなければ、フラッシュなしで撮影もできる。(展示による)

鑑賞に疲れたら、館内のカフェで一休み。
芝生の中庭を眺めながら、太陽の光の中でポーっとする。

今回はフランス人アーティストのジャン=ミシェル オトニエルの展覧会。
ワークショップで3D映像を操作したり、塗り絵コンテストに挑戦してみたり、
直線ばかりの脳みそに曲線のセンスを味わってリフレッシュ。
バイリンガル展示のため、海外の方も十分楽しめる。

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↑金色と銀色の色鉛筆に魅了され、鉛筆の芯が丸くなるまで使ってしまった。

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原美術館

住所:東京都品川区北品川4-7-25
TEL:03-3445-0651
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
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