JR中央線沿線は、何気に焼鳥やもつ焼屋が多いエリアでもある。
有名な吉祥寺の「いせや」、西荻窪の「戎(えびす)」をはじめ、
高円寺「大将」、荻窪「鳥もと」などなど・・・。
そして、阿佐ヶ谷も例に漏れず、駅周辺を中心に
焼鳥や串焼きのお店が点在しています。
中央線阿佐ヶ谷駅で下車してダイヤ街側改札を出て、1階のスーパー「新鮮館」を抜けて
右手の出口から出ると、このようなスターロード商店街の光景が広がっており、
もつ焼き「四文屋」の香ばしい煙が立ち込めていて、
一気にビール&焼鳥モードに突入するのです。
(煙のもくもく具合を、写真でお伝えできないのが残念)
ところで、阿佐ヶ谷で焼鳥といえば有名なのが、高級焼鳥店「バー○ラ○ド」ですが、
希少部位の焼鳥が1本700円とかするので、
私のような少子民には、ちょっと敷居が高い。
以前一度だけ行ってみた時には、高そうなスーツを着たおじさんが
(間違ってもサンダルばきではない)
ワイングラスをぐるぐる回して飲みながら「これ、結構いけるんじゃない?」などと奥さんにいいつつ、
その隣ではおじさんの5歳くらいの子供が1本500円とかの焼鳥を食べており、
その様子を見ていて、なんだか「・・・・。」と思ったので、それ以来足を運んでいない。
ふだん自分が行っている阿佐ヶ谷界隈の店とはあまりに客層が違ったので、
「阿佐ヶ谷にもこういう人たちが住んでいるのかッ…!」と、たいへん驚いたものだった。
(レバパテと親子丼がとてもおいしかった。)
前置きが長くなりましたが、そんな焼鳥激戦区・阿佐ヶ谷のなかでも
コスパNo.1の焼鳥店が、スターロードの一角にある「鳥久(とりきゅう)」なのです。
阿佐ヶ谷でも人気のあるお店なので、ここを紹介するなんて
野暮な気もするけれど、紹介してしまいました。
鳥久ファンの皆さま、お許しください。。
焼鳥は1本120円。
ここに行くと、頼むものはだいたい決まっている。
まずは、生ビールから!
焼鳥(ねぎま)、くび肉(せせり)、しんぞう(ハツ)が特におすすめ!
こちらの焼鳥は、素材もさることながら、焼き方が上手なのだと思う。
プリップリで肉汁したたるジューシーな焼き具合が最高なのです。
うーん、本当はもっとおいしそうなんだけどなあ。。
この「くび肉」の絶妙なジューシー感が伝わらないのが残念!!
あと、「つくね」は軟骨を細かく叩いたものが入っていて、ふわふわ、かつ
コリッとした歯ごたえがあって、おいしい。
あと!から揚げもマストです。
胸肉を使っているみたいで、柔らかくさっぱり揚がっている。
ほかに、より濃厚でこってりした味わいの「もも肉から揚げ」もあります。
日本酒は種類はそんなに多くないけれど、飛露喜などの銘酒が入っていることもある。
あとは、旬の素材を使ったおつまみや一品料理が揃っています。
▲大根の酢醤油漬け
▲鶏しそ巻き
店内はカウンターが10席弱と、小さなテーブルが8席ほど。
店主と奥様、息子さんの3人で営まれている小さな店なので、
いつも込み合っているため、満席で振られてしまうことも多い。
阿佐ヶ谷住民に愛されているお店という感じがします。
おそらく、「バー○ラ○ド」に1回行くお金で、「鳥久」に2~3回は行けると思う。
庶民の私は、断然、安くておいしい鳥久派なのです!
阿佐ヶ谷界隈をチャリで走っていると、たまにここのマスターが
ヨークシャテリアみたいな小さな犬を連れて散歩しているところに遭遇して、
なぜか何となくちょっと気恥ずかしかったりします。
■鳥久
杉並区阿佐谷北2-12-22
03-3310-2606
阿佐ヶ谷イベント情報 ---------------------------------------------------------------
【阿佐ヶ谷 スターロードフェスティバル vol.3】
10月30日(日) 12:00~18:00
阿佐ヶ谷スターロード商店街で、飲食店の屋台のほか、
ストリートライブ、阿波踊りなどが行われます。
各飲食店で「ワンカップカレー」100円を販売。
ビール300円、和食、バル、居酒屋など、いろんなお店の料理を
食べ飲み歩きできる、スターロードらしい楽しいお祭りです。
以前のスターロードフェスティバルの記事はこちら
http://tkyw.jp/archives/1799632.html