
お寺の中の左隅っこに、霊場への入り口はありました。地下へと潜る階段、境内一円を巡る霊場はまるで迷路そのもの。下りたとたんに真っ暗闇、一寸の光も見えやしない。正直、かなり恐怖です。闇の中を誰にも頼ることなく、手探りで進まなければなりません。微妙な起伏もあったりして、全身の神経を使わないと完遂は無理。怪談や絶叫マシーンが好きな僕ですが、これはかなり驚かされました。
暗闇は全体からすると一部なんだけど、それでもとんでもない異空間です。この真っ暗闇を進むことは、苦行そのもの。これをやり遂げることで、東京に居ながら四国八拾八箇所遍路を巡ったのと同じ功徳をもたらす効果があるんですって。
苦難の末に、お線香の香り漂うお寺の中へ戻ってくると、お坊さんがうやうやしく礼をしてくださいました。
至心に順拝すれば、心身ともに清浄となり、そのまま無辺の大慈悲に浴し、生きる力と幸福が授かる-
うんうん、難しいけどなんだかものすごく徳のあるお言葉です。日常に疲れ、ちょっと変わった癒しと非日常が欲しくなったら、玉川大師を訪ねてみてはいかがでしょう。あなたの迷いも、弘法大師さまのパワーが救いへと導いてくださるかもしれません。
玉川大師
東京都世田谷区瀬田四の十三の三
東急田園都市線・二子玉川駅下車 瀬田へ向かって徒歩15分
私も、これを体験した事があります!
本当に真っ暗で、怖かったのを覚えています。
最後の部屋で、自分の観音様を見つけた時は嬉しかったです。
春には、焼き砂の上を裸足で歩く修行があるみたいですね。
これも確か一般人も参加できた気がします…