皆さまお久しぶりです。
東北関東大震災に際しては、
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
余震が続く不安定な中、かねてから予定をしていた引越をし、
インターネットが繋がらない環境にあった為、
コラムが大幅に遅れてしまいました。申し訳ございません。
さて、新しい街の事はまだまだ知らない事ばかり。
これからが楽しみなところ。
引越をして1週間、オーナーとの手違いで、
お湯が出なかった為、近所の銭湯へ行ってみた。
今回訪れたのは、三田のレトロな飲み屋街にある
『万才湯(まんざいゆ)』。
番頭さんが小型テレビの横でうたた寝をしているような、
のどかな時間が流れているお風呂屋さん。
450円を台に置き、女湯へ。
銭湯と言えば、思い浮かぶのが富士山の『風呂絵』である。
しかし、ここは東京らしく『レインボーブリッジの夜景』だった。
夜景というところがニクイ。
風呂絵は都会派なのに、男湯と女湯の垣根は瓦屋根のついた塀。
昭和と平成が入り混じった雰囲気だ。
湯船は3つあり、
① 熱めの普通風呂
② 熱めのバブルバス
③ 日替わりエステ湯
(この日は『唐辛子』のお湯!
薄茶色でカプサイシンの香りが鼻をつく。
ホカホカと血液循環を良くし、湯冷めしにくいそうだ)
ほとんどが常連客のようで、世間話が盛り上がっていた。
新入りとして、様子を見ながら仲間に入れてもらう。
そう、銭湯は知らない人と小話ができる事も魅力の一つ。
特に、一人暮らしの身にとっては、今回の地震がとても心細かった。
一緒にお風呂に入って、地震の情報交換をしたり、
世間話をしたり、クスッと笑える触れ合いで、心も一緒に温まった。
まさに、裸の付き合い。
外国の方々には抵抗があるかもしれないが、
日本を深く知るには、公共浴場に入るのも
一つの経験という事でお勧めしたい。
大勢が一か所で効率的に入浴できる銭湯は、
節電の観点からみてもエコロジカルな施設。
これからのライフスタイルを考えると、
銭湯の再来があるかもしれない。
※お風呂のお話は、村雲さんの『トーキョー銭湯』で満喫できるので
銭湯あれこれを楽しみたい方は、是非、覗いてみて下さい!
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住所:東京都港区芝5-23-16
TEL:03-3451-3648
営業時間 15:30~24:00
定休日 土曜
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