いやはや、昨今のラーメンの百花繚乱ぶりは目を見張るものがあります。ものの雑誌によると、今のラーメン激戦区はここ銀座と高田馬場らしいです。

都内には、ご当地ラーメンから創作ラーメンまで、はては麺の打ち方トッピングダシの取り方まで入れると、こんなにも進化しているのかと腰を抜かします。ラーメンの味ほど進化しては、またすぐ飽きられてしまう食べ物は他にないでしょう。

飽きられる前にすぐ新しい手口を考える、まさに店主と食べての追いかけっこです。この前なんか、珈琲のサイフォンでダシを取る店が現れましたよ。とても澄んだスープがとれるのですって。インスタントラーメンも又しかり、最近、米粉のパンならぬササニシキの米粉を練り込んだラーメンまでエースコックから売り出されました。

ということで今回は、スープ(つけ汁)の温め方が斬新なラーメン店のご紹介です。三原橋の近所にある「銀座ラーメン」、とてもべたな名前なんですが、この店はいわゆる「つけ麺の店」なのです。しかしなんと、つけ汁をIHミニクッキングヒーターで温めるという荒技に打ってでました。最近チラホラと見受けられる手法です。

DSCF0005

当然、つけ汁の器は鉄製なんですが、こういう家庭用調理器具が出回らなければ、生まれなかったラーメン屋なんでしょうねぇ。普通は冷たい麺をアツアツのつけ汁に入れて食します。最初のうちはいいのですが、だんだんとスープが冷たくなってくるのは否めません。そのつけ汁をIHヒーターでお好みの温度で温めて、一から出直し気分で食べてもらおうということなのです。

DSCF0007

また他店では、秋田・男鹿半島の石焼き鍋ショーよろしく、熱く熱した鉄の石をつけ汁にドボンと放り込む店や、なかなか冷めにくい土鍋の器を使う店も。まぁ、みなさんいろんなパフォーマンスを考えることですなぁ。

さて件の店、一応普通のラーメンもありますが、つけ麺がやはり売りだそうです。飛び込んだのは午後3時。一番シンプルなつけ麺の食券を買って、テーブルに陣取りました。この店は他人とIHヒーターを共有するのではなく、お一人様1つ使えます。

DSCF0001

そうこうする間に、あらら可愛いIHヒーターがやってきましたよ。壁際のコンセントにコード差し込んで、暫し待ての状態。麺が運ばれてきて、最初はで。だんだんと熱くなってきたらへ。さらに熱くなったら、へ。麺を投入して冷めてきたら一気に強へ。カチャカチャと、おもちゃ感覚でスイッチをいじくって麺を食べる暇もありません(嘘)。しばらくして今度は一気に沸騰してきましたよ。グツグツと。おいおいこれでは和田アキ子の煮込みラーメンではないか(笑)。☆IHミニクッキングヒーター

DSCF0006

ラーメン界の伝説店であった東池袋「大勝軒」の創業者の山岸さんもどこかで言っていたような気がします…。食べていくうちにどんどんスープが冷めていき、その過程の味の変化を楽しむのがいいんだよと…。まぁみなさんいろんなこだわりがあるようで。

さてさてお味の方は? いゃあ私あんまり泥系のスープは得意じゃないんで、お味の方は皆さんご自分で確かめください。私のお好み店は? 有楽町ガード下の「喜多方ラーメン 坂内」。ここのネギチャーシューがすこぶる好きなんです。さてと結論として、つけ麺のスープが冷めるのが嫌な人は?それは、あつもり(温かい麺)も作ってくれるつけ麺店に行くしかありませんなぁ。うひゃひゃひゃ。

DSCF0003

 

 

【 銀座ラーメン 】  
◎中央区銀座4-10-14 ネオパイン銀座410 1F  
◎電話番号=03-5148-0802
◎営業時間=11:00~翌2:00、日曜~22:00、無休。 

 DSCF0004