日本は色々な外国文化を輸入しているが、
ねじ曲がって取り込まれているものがいくつかある。
そのうちの一つが、バレンタインデイといえよう。

どうも、女性が『義理』のチョコレートに血眼になるこの時期が腑に落ちず、
職場の人々にも『義理』チョコは配らない事にしていた。
が、しかし。
昨年から部署が変わり、
義理チョコを配らねばならぬ立場になってしまった。
そして初めて足を踏み入れた、
バレンタインデイ向け特設デパート催事場に衝撃を受けた。


『チョコレート博物館』とも呼べる勢いの様々な種類のチョコレートたち!
有名ブランドはもちろんの事、アイディアが詰まった変わり種、
世界各国から集められたこだわりのチョコレートに興味津々。

日本酒から作られたチョコレート、
貴腐ワインをチョコレートでコーティングしたもの、
高級はちみつをチョコで固めたもの、
ホットミルクに溶かして飲むためのチョコレートなどなど…

出店国は、ベルギー、フランス、
アラブ首長国連邦に、スウェーデンなどなど…
有名ブランドに至っては、パティシエが来日して、
サイン会まで行っている力の入れよう。


なんといっても、試食が豊富にあるというところが「美味しい」おまけ。
一粒●百円するチョコレートの味見が出来てしまうなんて素晴らしい。
昨年は、胸やけするほど食べてしまった。


さて、今年も部署のミッションを遂行すべく、デパート催事場へ行ってきた。
不景気の為か、お客さんの数と試食の数が昨年より少ない気がした。
それでも、やっぱり 気迫溢れる おしくらまんじゅうの会場。


この日本特有の光景であるバレンタインデイ チョコ戦線を
「観光気分」で紹介するのも面白いのかもしれない。



vallentain's day-naiya

※写真は昨年の日本橋三越7階催事場ディスプレイ。



…それにしても、やっぱり、
「女性から贈る」→「ホワイトディ」の流れに納得できないのです…
男性も女性も、好きな人に、お世話になっている人に、
有難うの気持ちを込めて、気軽にギフトを贈れるようにしたい。
そして、ホワイトデイは撤回したい。
そんな風に思うのですが、これは余計なお世話かな?!


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日本橋三越 7F催事場
東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL. 03(3241)3311
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/valentine/

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