中学生の頃、
なけなしのお小遣いを いかにうまく使ってお洒落をするか、
で頭の半分が埋まっていた気がする。
そこに「フリーマーケット」という美味しいものを見つけた。
人が使ったものを譲り受ける事は、誰かのドラマが詰まったものを
自分が活かす、という事で、古いものに魅力を感じていた。
高校生の頃、
自分が使ったものを他の誰かが喜んで 活かしてくれる事の楽しみを知った。
お店を出す もう一つの楽しみとして、人との出会いも知った。
今回は東京のフリーマーケット代表格ともいえる
明治公園のフリーマーケットについて。
しばしばフリーマーケットに出店したり、遊びに行ったりするけれど、
ここ数年は、この存在を忘れていた。
引っ越しを控えていて、ものを減らしたいけれど、捨てるには忍びない、
と思い、出店することにした。
東京での出店は今回が初めて。
やはり！東京はお洒落なお方が多い！
各々のお店のセンスが高い割に、激安！
そして、今までの経験では「値切るのが当たり前」と思っていたけれど、
皆様、あまり値切らず、言い値で買って行ってくれるのには少し驚いた。
買い物客も、出店者も、おしなべてお洒落で、
外国の方々も沢山来ていて、なかなか良い雰囲気。
食べ物ブースもカフェが出店していたり、屋台が出ていたりと、
選ぶ楽しみもある。
そして、人との出会いがやはり一番の楽しい出来事。
お客さんとのやり取りももちろんだけれど、店番同士で仲良くなることも。
今回は隣で軍モノを営むお方と仲良しになった。
日本語、英語、フランス語、ドイツ語、を自在に操り、
映画のような人生を経てきた彼の人生論は興味深く、
店番を忘れておしゃべりに興じてしまったほど。
エコロジーの観点、人とのコミュニケーションという意味でも、
楽しく嬉しいフリーマーケット。
海外のフリーマーケットに訪れると、そこにいる人や売り物から
その土地ならではの発見をすることがあるけれど、
日本のフリーマーケットにも、その文化が見え隠れしているのだと思う。
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明治公園
東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目
施設案内ＨＰ
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index086.html
フリーマーケット情報
http://www.rakuichi-rakuza.jp/
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