明後日は、七草がゆの日。
銀座で七草がゆと言えば、この店をおいて他にはありません。
従来は7日だけ、たった1日だけの限定でしたが、
好評につき今年は18日まで延長して食べられるそう。
✓お店のコメントより
♪セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、これぞ「春の七草」です。
最近はスーパーでも、七草をパックしたものが売られていますが、ちゃんとした、これぞ正統派の七草粥を食したいと思い探してみました。ムムっ、ネットをググっても見つかりません。出て来るのは、中国粥のお店ばかり、まぁ紹介したい店もいくつかあるので、中華粥でもいいかと諦めかけていたところ。ビビッと頭に電気が走りました、たぶんあそこなら……。電話してみると、ビンゴ!! 昼食に七草粥のセットを出してるというではありませんか。
場所は、松屋デパートの一本裏通り。その名も「茶房 野の花」。目印は、一軒家の花屋です。と言ってもそんじょそこいらの花屋ではありません。寿司屋と並んで銀座にはこれでもかと花屋が多いのですが(たぶん100軒以上はあるはず)、その中でも異色で異彩を放つ花屋さんなんです。
何が特別かと言えば、野生の切り花や茶花、寄せ植えのみを扱う「山野草の専門店」なんです。店の中はさながら高原の花園。ここは銀座か?と見まごうばかり。どれもが滋味あふれる一鉢ですが、なぜか栽培された洋花よりも遥かに存在感にあふれているのが不思議です。こんな山野草をどうやって手に入れるかって? 日本各地に野草を採取できる秘密の花園が数多くあり、契約した農家?から「野の花 司」へ直送して来るらしい。どうですか、野草の花束がなんと銀座で手に入っちゃうんです。やはり和室に飾るのは、野草に限ります。
銀座で七草がゆと言えば、この店をおいて他にはありません。
従来は7日だけ、たった1日だけの限定でしたが、
好評につき今年は18日まで延長して食べられるそう。
✓お店のコメントより
7日からは七草粥もスタートいたします。7日当日はいわゆる七草の、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの七草粥をお出し致します。七草粥は毎年7日のみのご提供でしたが大変ご好評いただいておりますので、2015年は18日まで延長してお出し致します。8日から18日までの期間は七草が揃わない場合もございますので、その日にご用意できる葉物や実や豆などをいれたお粥になりますので何卒ご了承頂ければと思います。
http://nonohanatsukasa.blog26.fc2.com
✓以下は、以前にアップしたコラムです
一月の七日。さて何の日かおわかりですか?そう「七草粥の節句」なんです。http://nonohanatsukasa.blog26.fc2.com
✓以下は、以前にアップしたコラムです
♪セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、これぞ「春の七草」です。
最近はスーパーでも、七草をパックしたものが売られていますが、ちゃんとした、これぞ正統派の七草粥を食したいと思い探してみました。ムムっ、ネットをググっても見つかりません。出て来るのは、中国粥のお店ばかり、まぁ紹介したい店もいくつかあるので、中華粥でもいいかと諦めかけていたところ。ビビッと頭に電気が走りました、たぶんあそこなら……。電話してみると、ビンゴ!! 昼食に七草粥のセットを出してるというではありませんか。
場所は、松屋デパートの一本裏通り。その名も「茶房 野の花」。目印は、一軒家の花屋です。と言ってもそんじょそこいらの花屋ではありません。寿司屋と並んで銀座にはこれでもかと花屋が多いのですが(たぶん100軒以上はあるはず)、その中でも異色で異彩を放つ花屋さんなんです。
何が特別かと言えば、野生の切り花や茶花、寄せ植えのみを扱う「山野草の専門店」なんです。店の中はさながら高原の花園。ここは銀座か?と見まごうばかり。どれもが滋味あふれる一鉢ですが、なぜか栽培された洋花よりも遥かに存在感にあふれているのが不思議です。こんな山野草をどうやって手に入れるかって? 日本各地に野草を採取できる秘密の花園が数多くあり、契約した農家?から「野の花 司」へ直送して来るらしい。どうですか、野草の花束がなんと銀座で手に入っちゃうんです。やはり和室に飾るのは、野草に限ります。
その野の花 司の右脇を入り、奥の入口をトントンと上がれば、お目当ての茶房です。あらま、一階の花屋と打って変わってモダンな造り。普段は、野山のごちそう(山菜を炊いた物)や自家製のデザートをいただける喫茶店なんです。甘いものが苦手な御仁には、日本酒セットもあり、ここでキュッと一献なんてのも酔狂ですねぇ。さっそく蔵の戸を外した大テーブルに座れば、まずは野草茶でおもてなし。
しばらくして、七草粥と炊き合わせのごちそう、そして佃煮や塩漬けなどが運ばれてきました。なんとまぁ、心洗われるプレートなんでしょう。お茶碗の粥はつややかに光り、一口食べればほんのり七草の苦みが感じられます。まぁ、炊いてしまえば七草の見分けがつかないんですが(笑。若干水分を飛ばしたもっちり感のあるお粥。病院のしゃぶしゃぶ粥とは月とスッポンざます。
そして絶妙の味加減なのが、この炊き合わせ。普段から化学調味料の味付けに慣れてしまうと、舌が死んでしまいます。ときどきこういう本物の煮物を食べなくてはと、心底思いましたよ。それぞれに別の鍋で味付けする。最後に合わせるから炊き合わせ。すべての素材を一緒に煮ている訳じゃあないんです。手間がかかって時間がかかって、めんどくさい料理です。食べられて、ほんまに幸せ〜。
そして最後のデザートは!! 銀座でも幻の最中(もなか)と言われる、「空也もなか」のご登場です。月曜の週初めには、早々と「今週のもなかすべて売り切れました」の張り紙がだされます。あの夏目漱石の小説「我が輩は猫である」にも登場する名店の一品最中なんです。
最中に合わせたのはお抹茶。なんて幸せなひとときなんでしょ。ゆったりとした時間、ホッと一息ボーッとするなら、こんな店。ホントはあんまり教えたくなかったんだけどね(笑。ちなみに添えられた、野草たちは持って帰ることもOKだとか。今年一年、無病息災で頑張りましょう。
最中に合わせたのはお抹茶。なんて幸せなひとときなんでしょ。ゆったりとした時間、ホッと一息ボーッとするなら、こんな店。ホントはあんまり教えたくなかったんだけどね(笑。ちなみに添えられた、野草たちは持って帰ることもOKだとか。今年一年、無病息災で頑張りましょう。
【 茶房 野の花 】
◎中央区銀座3-7-21(野の花 司の2F)
◎電話=03-5250-9025
◎営業時間=平日11:00~19:00、日祝11:30~18:00
◎定休日=年末年始を除いて年中無休
いや ナイショ