全国の卸売市場で昨日の5日、新年恒例の初競りがありました。銀座のお隣・築地市場では、北海道の生本マグロが1本3249万円の超高値で競り落とされました。なんとまぁ家一軒が買える値段ですよ。昨年が1600万円ほど、それでも高いと思っていたのですが、ホントに頭が腰を抜かしました。
水揚げ漁港は、戸井。伊豆の? あれは土肥。今までの初競りは青森・大間のマグロが最高値で競り落とされていたのですが、とうとう函館市の戸井マグロが一番になってしまいました。
まぁ、北海道と青森間の津軽海峡を挟んで、はえ縄の戸井漁船か一本釣りの大間漁船か、どちらの船団が引き上げるか、紙一重の違いだけなんですが。これとよく似たのに、九州大分・佐賀関漁港の関アジ・関サバがあります。向かいの四国・佐田岬漁港に水揚げされたものは、岬(はな)アジ・岬サバと言います。豊後水道を挟んで、魚のブランド名が変わる訳なんですね。
競り落とした仲卸しから購入した寿司店は、やはり銀座のお店。老舗の「久兵衛」と新規参入の「板前寿司」。仲良く揃って共同購入です。はて?今までこんなシステムは聞いた事なかったのですがねぇ。板前寿司はもう4年前から、最高値のマグロを競り落としている四冠王だとか。そこへ、久兵衛が日本人の意地と沽券に関わると一店舗で購入しようとしていたのですが、仲卸しは板前寿司もお客さんなので、仲良く共同購入の案を薦めたのだとか。
あれ? 日本人の沽券と書きましたが、板前寿司ジャパンの社長、実はあちら中国の方なんです。アジア圏に40店舗近く店を構える一大寿司チェーンのオーナー、日本には数年前に最初の赤坂店をオープンさせました。今は銀座に2店舗、愛宕が昨年11月に開店。六本木店も2月にオープンするようです。
なんでまた日本なんかに香港資本の店を、それも銀座に?まぁ推測の域ですが、マグロの買い付けに便利ということもありますが、握り職人の養成。本場、日本の江戸前寿司の技やセンス、腕前や心意気などの職人気質を学ばせて、香港の店舗へ送り返すということではないのでしょうか。
さてと肝心の初競りのマグロのお味です。頼んだのは、大マグロセット。写真左から赤身、中トロ(3貫)、右端が大トロ。若干握りが小振りですが、値段からすると出血大サービスには違いありません。こぅ、とろけると言うか、口の中で旨味が広がるというか。身がねっとりして、醤油がジャマになるほど。冷凍解凍もののマグロにはないしっとり感があります。さすが生の本マグロです。個人的には、大トロではなく、中トロを死ぬほど頂きたいです(笑。
ここ板前寿司で嬉しいのは、最高値落札記念として初競りのマグロを一貫から頼め、そして価格を抑えていること。大トロ1300円、中トロ900円、 赤身500円。1000円前後のランチ寿司に至極の初競りマグロを一つ追加する。ちょっとしたプチ贅沢を楽しめます。もちろん初競りのセットにするとかなりお得なのはいうまでもありません。
銀座には、300軒は下らない寿司屋がひしめいているとか。老舗の高級寿司屋だと、フランス料理以上に何万円も取られる「銀座のすし」。本場銀座の寿司を超高級から少しカジュアルに。「銀座のすし」に風穴を開けてしまった板前寿司です。上海の店にもサクを送っているので、食べられるのはあとわずか。急げや、急げ~。
水揚げ漁港は、戸井。伊豆の? あれは土肥。今までの初競りは青森・大間のマグロが最高値で競り落とされていたのですが、とうとう函館市の戸井マグロが一番になってしまいました。
まぁ、北海道と青森間の津軽海峡を挟んで、はえ縄の戸井漁船か一本釣りの大間漁船か、どちらの船団が引き上げるか、紙一重の違いだけなんですが。これとよく似たのに、九州大分・佐賀関漁港の関アジ・関サバがあります。向かいの四国・佐田岬漁港に水揚げされたものは、岬(はな)アジ・岬サバと言います。豊後水道を挟んで、魚のブランド名が変わる訳なんですね。
競り落とした仲卸しから購入した寿司店は、やはり銀座のお店。老舗の「久兵衛」と新規参入の「板前寿司」。仲良く揃って共同購入です。はて?今までこんなシステムは聞いた事なかったのですがねぇ。板前寿司はもう4年前から、最高値のマグロを競り落としている四冠王だとか。そこへ、久兵衛が日本人の意地と沽券に関わると一店舗で購入しようとしていたのですが、仲卸しは板前寿司もお客さんなので、仲良く共同購入の案を薦めたのだとか。
あれ? 日本人の沽券と書きましたが、板前寿司ジャパンの社長、実はあちら中国の方なんです。アジア圏に40店舗近く店を構える一大寿司チェーンのオーナー、日本には数年前に最初の赤坂店をオープンさせました。今は銀座に2店舗、愛宕が昨年11月に開店。六本木店も2月にオープンするようです。
なんでまた日本なんかに香港資本の店を、それも銀座に?まぁ推測の域ですが、マグロの買い付けに便利ということもありますが、握り職人の養成。本場、日本の江戸前寿司の技やセンス、腕前や心意気などの職人気質を学ばせて、香港の店舗へ送り返すということではないのでしょうか。
さてと肝心の初競りのマグロのお味です。頼んだのは、大マグロセット。写真左から赤身、中トロ(3貫)、右端が大トロ。若干握りが小振りですが、値段からすると出血大サービスには違いありません。こぅ、とろけると言うか、口の中で旨味が広がるというか。身がねっとりして、醤油がジャマになるほど。冷凍解凍もののマグロにはないしっとり感があります。さすが生の本マグロです。個人的には、大トロではなく、中トロを死ぬほど頂きたいです(笑。
ここ板前寿司で嬉しいのは、最高値落札記念として初競りのマグロを一貫から頼め、そして価格を抑えていること。大トロ1300円、中トロ900円、 赤身500円。1000円前後のランチ寿司に至極の初競りマグロを一つ追加する。ちょっとしたプチ贅沢を楽しめます。もちろん初競りのセットにするとかなりお得なのはいうまでもありません。
銀座には、300軒は下らない寿司屋がひしめいているとか。老舗の高級寿司屋だと、フランス料理以上に何万円も取られる「銀座のすし」。本場銀座の寿司を超高級から少しカジュアルに。「銀座のすし」に風穴を開けてしまった板前寿司です。上海の店にもサクを送っているので、食べられるのはあとわずか。急げや、急げ~。
【板前寿司 銀座ウォータータワー店】
◎中央区銀座8丁目6-21
◎電話=03-3289-0051
◎営業時間=平日 11:30~14:00/17:00~翌05:00、土日祝~14:00/~23:00
◎無休(不定休)
【板前寿司 銀座コリドー店】
◎中央区銀座8丁目2-13
◎電話=03-3571-9970
◎営業時間=平日 11:30~14:00/17:00~翌05:00、土日祝~14:00/~23:00
◎無休(不定休)