25日のクリスマスの夜、惜しまれつつ、ついに閉店してしまいましたね。西武 有楽町店。1984年に開業、26年にわたり営業を続けてきました。
当夜、有楽町マリオン内に並ぶ阪急デパートとの1階入口の回廊は、引きも切らず買い物客の波が耐えませんでした。昔の写真を見たら、なんと西武側の1階は待ち合せに便利なカウンター形式の珈琲ショップだったんですね。
開店当時、地下には食品フロアを持たずファッション専門大店としてオープンし、その後は、女性専用アイテムやスポーツ用品のビューティ館とファッション館の2部構成でした。しかし、ここ5年間は赤字経営が続いていたと報道されています。
閉店に向けて、全館でスタートした最終売りつくしセール。普段は置いてない紳士物のアイテムも、西武各店舗から大集合、びっくりするほどの破格値で、銀座のサラリーマンの集客に一役買っていました。
土曜日の最終日は午後8時閉店。有楽町の顔として親しまれた西武デパートの最後を写そうとするお客さんと、カメラを持った報道陣とでごった返し、一日の来店客はなんと6万人とも。
写真は閉店時間の8時でこの有様、いったいいつシャッターが締められたのでしょうね。手渡された袋には、「ありがとうの気持ちをバトンタッチ。西武渋谷店でお逢いしましょう」。でも渋谷もかなり静かな店内なんですがねぇ。
ヤマダ電機が入店と噂された時期もありましたが、今後はJR東日本を親会社に持つファッションビルのルミネが、2011年の秋開業する予定。なにやらマルイの開業も含め、有楽町界隈が新宿化してきましたなぁ。