10年前に長く勤めたバイト先を辞めたとき、
送別にと本をもらったのです。
10人の人がそれぞれ1冊ずつ。
選びきれないと2、3冊くれた人もいました。
20も、30も年上の人たちからの贈りものは、
若い日に描いたあこがれの詰まった本だったり、
寺山修司青春歌集 (角川文庫)
著者:寺山 修司
角川書店(2005-01)
販売元:Amazon.co.jp
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新編銀河鉄道の夜 (新潮文庫)
著者:宮沢 賢治
新潮社(1989-06)
販売元:Amazon.co.jp
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その人の仕事の仕方や理想が見える本だったり、
自由への長い道―ネルソン・マンデラ自伝〈上〉
著者:ネルソン マンデラ
日本放送出版協会(1996-06)
販売元:Amazon.co.jp
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こんな生き方があるんだよねという語りかけだったり、
ルネサンスの女たち (塩野七生ルネサンス著作集)
著者:塩野 七生
新潮社(2001-06)
販売元:Amazon.co.jp
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それから、送ってくれた人の毎日や、
好奇心が見えるような本だったりしました。
神無き月十番目の夜 (小学館文庫)
著者:飯嶋 和一
小学館(2005-12-06)
販売元:Amazon.co.jp
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中でもうれしかったのは、ほとんど
話したことのなかった人が、
私がとても好きなジャンルだけど、
読んだことのなかった本をくれたこと。
イザベラ・バードの日本紀行 (上) (講談社学術文庫 1871)
著者:イザベラ・バード
講談社(2008-04-10)
販売元:Amazon.co.jp
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どの本にも、どれを贈ろうかと
考えてくれた時間が見えて、
とてもうれしかった。
今月号の日経womanの特集は、
「女を磨く読書案内」
うー、磨くために読むのもめんどくさいけど・・・
でも、買っちゃいました。
どんな人がどんな本を紹介するのか気になる。
2010年イチオシの本、
マンガ部門一位は、
ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)
著者:尾田 栄一郎
集英社(1997-12-24)
販売元:Amazon.co.jp
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もうすごい人気です。
そのうち読みたいと思いながら読んでない。
8位の
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
著者:ヤマザキマリ
エンターブレイン(2009-11-26)
販売元:Amazon.co.jp
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は読んだよ、とか、
「自分史上最高の本は?なんて質問されても困る」
とか思いながら読みました。
これはなんともいい企画だ、と思わされたのは、
郵便不正事件で逮捕起訴、半年間も収監されていた
元厚生労働省局長村木厚子さんが、拘置所内で
読んだ148冊の本を読了日順に並べたページ。
こういう特集は、ただ有名人のオススメを
紹介するだけのことが多いのに、これは出色です。
トーキョーBOOKは、2008年の8月に始まりした。
休んだり、書いたり、休んだり、休んだりを
繰り返しながら続けてきました。
ワッショイがリニューアルするにあたり、
もうちょっとちゃんとやろうと・・・
そう思っている次第で。
いい本を紹介しようなんて思っていなくって、
東京に関係ある本をちょっと書き留めているだけなのですが、
なにか少しでも役立つことがあったらうれしいです。
で、今回私が選んだ1冊は、
まさかジープで来るとは
著者:せきしろ
幻冬舎(2010-12-16)
販売元:Amazon.co.jp
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せきしろさんという文筆家と
ピースというお笑いコンビの一人、
又吉直樹さんの共著です。
この又吉直樹さんの文章がいいんです。
消えかけのマッチの頭がちょっと触れる感じ。
ぼあっと燃えるんではなくて、
ちょっとじゅっとつけられた感じ。
短い文章をひとつ紹介すると、
隣に旅人が住んでいて今は居る
なんだかちょっとじゅっときません?
この本の何が東京に関係あるかって、、、
丸の内の丸善で買った。
(今後この手は使わぬ予定)
素敵なお話&プレゼントですね。
こう言うプレゼントはとてもドキドキします。
同じ本なのにとってもキラキラ輝きを放ってる様な。
ひとから頂いたものにはそんな輝きを感じます。
satomiさんが言われる様にその人の個性や経験や好み、そして自分に対する友情や距離感を感じるからなのかも知れません。
いずれにしても本を贈ると言うのはとっても素敵な事の様な気がします。
電子書籍も情報を手に入れるだけなら「便利」かも知れませんが、「本」に抱くような宝物感を持つことはないでしょうね。
素敵な本の紹介楽しみにしています。