拝啓

朝礼で話す部長のトークテーマが、いかにも昨日読んだビジネス書の

棒読みであることを部員全員で味わいつくし、

諸行無常の響きを検討する昨今、

みなさまにおかれましては、ますますご清栄のことと存じ上げます。

 

さて本日は、
茶道の生みの親のひとり、泣く子もだまる千利休さんの、
パンク&商社マンのぼったくり精神をひも解きます!

▼千利休・・・お茶を日本独特の修行道「茶道」へ変革した食品商社社長&政府外交戦略室長

 

「信長様。わが国の中長期計画の
重要ポイントは、新たなWABI創出と

潜在ニーズのアレをアレせなあかん

思うとります。どないでっか?」

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イラスト/伊藤洋志(910ryu)


●ボロ茶碗を数千万円でヤクザに売りつける!?
RIQUEのパンキッシュ精神!!

中国や朝鮮からのド派手輸入品が流行りまくった時代、

「一休さ~ん」でおなじみの

京都大徳寺の一休和尚のお弟子さんたちや

商社マンの千利休たちは、

日本独自のものの見方を確立せねば!と熱意を燃やしていました。

そして、あたらしいものの見方を発明したのです!

その名も「わびさび」。

たとえば朝鮮の方がフツーの生活で使っていたズタボロのお茶碗を、

美しいと言い出したのです!!

これは岡本太郎SENSEIもびっくりな美の大革命であります!!!!


▼千利休たちが猛プッシュした、朝鮮の「井戸茶碗」とよばれるWABISABI茶器


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誰かに見せるためではなく、毎日つかう普段使いの茶碗へ美をもとめる!!!
過剰なギンギラギン装飾はクソだと。
ちょっと欠けた姿も、ひびわれも、わびておる!それこそが味だ!!!

禅の概念を英訳し、アメリカ人がZENといえば、この人の本!!!!

という熱狂的ファンをうんだ鈴木大拙SENSEI「禅と日本文化」によれば、

 

わびの真意は貧困、すなわち消極的にいえば

時流の社会のうち、またそれと一緒におらぬ』ということである。

貧しいということ、すなわち世間的な事物・・富・力・名に頼っていないこと、

しかも、その人の心中には、何か時代や社会的地位を超えた、

最高の価値をもつものの存在を感じること・・・

これがわびを本質的に組成するものである。」


 
し・・・しぶすぎる・・・(遠い目)

ちなみに、みんな大好き食器デザインの巨匠、柳宗理のお父さん、

「民藝」提唱者の偉大なる柳宗悦SENSEI曰く

「渋い」という言葉の本意は英訳できない!

こんな深く美にかかわる言葉をフツーに

誰もが口に出すような国は

日本しかない!!とのことでした。

話それました・・。

 

で、WABIを現代におきかえれば・・・


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写真提供/910ryu

今は東京で働くOLちゃんが、久しぶりに実家に帰って台所を見たら
ナゾのキャラクターのお茶碗!

OLちゃん「お母さん、このお茶碗のキャラ、なんかいな・・」

母「ほら、アレよアレ!」

 

娘に忘れ去られたキャラ!

しかしずっと台所の食器棚の奥深き闇で家族をみまもってきた剣道くん

・・・時流をこえたWABIがある!!!とでもいえましょうか。

 

そうです!

茶道は、独特のルールをもったゲーム性を

もちあわせているのです!!

 

あなたもルールをつかんで、

おもしろ茶道ゲームにプレイヤーとして参加しま専科!?

次回は「さび」とは何かに迫ります!!!

 

毎月第1・第3水曜日朝9:10に更新!!!!
今後ともご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

敬具

 

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