この間、阿佐ヶ谷スターロードにあるバーに行ったとき、
お店のママさんから素敵なものをいただきました。

100220_asagaya_ayumi_yoshizawa_01.jpg

パールセンターにある『吉澤精肉店』のマッチです。

マッチ箱は表が店名、裏はパールセンターの紹介になっており、
「都内随一を誇る」
「アーケード第1期工事完成 水銀燈完成」
と書かれています。

100220_asagaya_ayumi_yoshizawa_5.jpg

三冬社の「昭和30年代の中野・杉並」という本によると、
パールセンターにアーケードができたのは昭和38年とあるので、
このマッチもそれ位に作られたものなのかもしれません。
貴重!!!

箱の中にはマッチがぎっしり。
もったいなくて、なんだか使う気にはなれない。

100220_asagaya_ayumi_yoshizawa_2.jpg

吉澤精肉店といえば、ギャートルズの「あの肉」で有名なお店。
もちろん、あの肉のほかにも、精肉やいろんな種類のソーセージやハムを扱っていて、
そのおいしさには阿佐ヶ谷住民の間でも定評がありました。
(ちなみに「その肉」という商品もあるらしい)
なんでも、二代目店主はドイツに行き、本場のハム・ソーセージ作りの修業をされたのだとか。


100220_asagaya_ayumi_yoshizawa_3.jpg

お店は建物の契約の関係などで、
昨年いっぱいで一旦閉店してしまったようだ。

100220_asagaya_ayumi_yoshizawa_4.jpg

 いつも、お店の横の台みたいなところに黒猫がいて、
お店で買われていた猫なのか、野良猫なのかわからないけど、
自分の定位置のように、いつもその場所に座っていた。
この前、店の前を通ったら、黒猫は居なかった。

ぜひともまた近いうちに、阿佐ヶ谷で再開していただきたいと切に願います。


100220_asagaya_ayumi_zizou_1.jpg

そのあと、パールセンターをぶらぶら歩いてたら、お地蔵さんを発見!
こんなところにお地蔵さんがあったなんて、何度も通っているのに全然気づかなかった。


100220_asagaya_ayumi_zizou_4.jpg

元禄四年に建てられたものだそうな。
ウィキペディアで調べてみたら、元禄4年は1691年!
ということは、300年以上も前ということか。
かなり貴重!!!!!

100220_asagaya_ayumi_zizou_2.jpg

歴史を物語るかのごとく、顔のパーツも消えてしまうほどの年季の入りよう。

この写真を撮って後ろを振り向いたら、背後に見知らぬおじさんが立っているのです。
「わわ、何!?」って、やや驚きつつその場を除けると、
おじさんはお地蔵さんに手を合わせてお参りをし、
その場を去っていかれた。

私が写真取り終わるのを待っていらしたのですね...。
あのおじさん、毎日お参りに来ているのかなあー。

100220_asagaya_ayumi_zizou_3.jpg

ちゃんとお賽銭を入れるところもあります。


100220_asagaya_ayumi_zizou_5.jpg

お花も新しいものがお供えされていて、地域の人たちに大切にされてる
らしきことが伝わってくる。

お地蔵さんは、ずっとこの場所でどんな風景を見てきたんだろうか。