いきなりですが、あなたは伝統刺繍「ノクシカタ」を知っていますか?
そして、神保町のある人たちがバングラデッシュという国に貢献していることをご存知か?

え? 知らないだって??

気にするな。僕もしらない。3日前まではね。

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先に言っておくが、「ノクシカタ」とは新種のクワガタではない。


話はこれからなので、まだブラウザは閉じないでほしい。


「ノクシカタ」とは、バングラデッシュ(ベンガル地方)の伝統的な手刺繍(ししゅう)のことだ。素朴で色鮮やかなバッグやポーチなど、「ノクシカタ」は、ひとつひとつ丹精こめて作られたハンドメイドな暖かさとともに、伝統刺繍ならではのの華やかさが魅力である。

「ノクシ」はベンガル語で「縫う」。「カタ」は「布」を意味する。まんまである。奇麗なだけではなく、綿地の布を重ね合わせて刺繍をしているので丈夫なのだ。(だから作る時間もそれなりにかかる)
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ノクシカタ・ヤッホー♪


さて、だいたいお分かりかと思うが、神保町のある人たちはこの「ノクシカタ」を日本で販売しているのだ。(正確には国際エンゼル協会というところがバングラデシュの伝統文化の保存と農村女性の自立のため支援している) 当然この「ノクシカタ」は本場のバングラデッシュの人が作っている。

その神保町ある人たちとは、あんずねっとの方たちだ。

あんずねっとさんは神保町に小さな部屋「スペース・アン」を構え、そこでコカリナ練習をしたり、写経をしたり、編み物しながらおしゃべりをするニットカフェをやったり、、、。なんとものんびりカルチャーでユニークな人たちだ。彼女達の作品をほんの少し紹介しよう。

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布ぞうり。写真ではすべてが伝わらないが、ものすごく奇麗な色で手触りがよい

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人物・ねこ画。水彩、色鉛筆、パソコン画、いずれでも。


現在、あんずねっとでは「自分たちの小さな力を集めて何かをしたい!」という想いをもった仲間を募集しているそうだ。少しでも興味をもった人は、一度、彼女たちの勉強会や茶話会に参加してみてはいかがだろうか。きっと何かステキな発見があるだろう。

▼関連サイト
あんずねっと
http://space-an.hp.infoseek.co.jp/anzunet.shtml

スペース・アン
http://space-an.hp.infoseek.co.jp/

国際エンゼル協会
http://www.angel-ngo.gr.jp/