おかげさまで先週までの軍艦島展、
大好評のうちに幕を閉じる事が出来ました。

日中は仕事の最中、
個展期間の二週間、全12営業日中11営業日に在店。
うち朝まで呑む事、5営業日。
それ以外の日も、午後8時頃に出ては、すべて午前様という超ハードな日程。

新宿ゴールデン街という人との間合いを取る事が難しい
長屋造りの窮屈な街は、都会の真ん中とは思えないほどの
いわば猛烈な村社会で、人間くささというものが、
嫌というほど垣間みれるし、それは目をそらしても
向こうから飛び込んでくる。

予定調和のようにハプニングが毎日起こるから面白い。

そんな緊張の日々は体に堪えて、
二日酔いが残ったらお店で迎え酒、という元気も、
さすがに2週目までは残っていませんでした。

会期末にトーキョーレトロを読んで頂いてる方から
お二人ほど展示に見えられたことにとても感動しました。

どなるどさん、karinnさん、ありがとうございました。

たまたまのご相席。
いわば初のトーキョーレトロのオフ会。

最初からゴールデン街でというのが、
レトロらしいと言いますか、かなりレベル高いです。(笑)

趣向を共有しているのですから
当然、楽しい時間となりました。

さてと前フリが冗長になりました。
ドイツ・ワールドカップ開催とドイツ年記念ということで南千住を見に行きました。

それは、まるでドイツ写真の草分けベッヒャー夫妻
きっと喜ぶに違いないロケーションだからです。

ベッヒャー夫妻というのは今日におけるドイツ写真の開祖とも言うべき人で、
給水塔や溶鉱炉などプラントを同じ切り口で記録するタイポロジー(分類学)という手法を
確立した人です。

ヨーロッパやアメリカに広がるさまざまなプラントを
同じ手法で記録して回り図鑑のように分類して並べる。

ぱっと見は、同じ溶鉱炉や給水塔も
よく見れば微妙に違う。
その微妙な差異が面白いのなんの。

微妙な型番や形の違いにむせび泣く鉄道オタク的なよろこびに
ちょっと似てると言えるでしょうか。

ちょっとスキャナの調子が悪いみたいで、御見苦しい点、御許し下さい。

恐竜のクビのようなプラントが3機美しく並んでいます。
手前に見える場違いな並木道は住宅地を結ぶ駅前の生活道路。



広大な貨物引き込み線だけでも涙が出そうですが、
東京の住宅街にありながらガスタンクまで見えるんです。



貨物線とプラントと歩道。
広い歩道がプラントのスケール感を伺わせます。こういうのを工場萌え、、、と言うかどうかは知りません。


ワールドカップ、
日本負けちゃいましたね。

あんまり興味はないと言いながら、
クロアチア戦だけは休みの日とあって
しっかり見てしまいました。

日本代表の今後の活躍を願うばかりです。