下北沢の駅周辺は、お店ばっかり。

カフェ、雑貨屋、古着屋、居酒屋…どこも、モノと色と若者で溢れている。けっこういい感じのお店、好みのお店もあったのだけれど、なんだか多すぎて、判断ができなくなってしまった。

そんなシモキタの元気なお店たちから逃れるように(疲れてるのかな?)逃げ込んだのは「カフェトロワ・シャンブル」。
扉を開けると、女性ボーカルの陽気なジャズが迎えてくれた。いつも喫茶店に入るときは奥のテーブル席に座るのだけど、ここは賑わっていたのでカウンターに座ることにする。 座ったのはマスターの真ん前の席だった。マスターは長髪で黒いバンダナをしていた。

カフェオレを注文する。マスターが目の前でカフェオレを作る。小さな銅のミルクパンで牛乳を温め、使い込まれた赤い小さなポットでコーヒーを淹れていく。 カウンターのつくりのおかげで、マスターと目線が同じ高さなのだけど、なんだかちょうどいい距離感で、落ち着く。カウンターに座っていて、こんなに落ち着く気分になるのは、初めての経験かもしれない。

お店の本棚の一番目立つところに置いてあった、下村純一著「感性のモダニズム~ヨーロッパの近代建築~」という本を読んでみる。トロワ・シャンブルの内装が、この本に載っている近代建築に影響を受けているように思った。ベージュの漆喰の壁、アイアンのランプ。小さな格子窓にたっぷりとしたカーテン、淡い桃色の布を貼った木の椅子。
ああ、いい時間を過ごせた。

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カフェトロワ・シャンブル
世田谷区代沢5-36-14-2F
03-3419-6943
9:30~23:00
不定休