♪チリ~ン♪チリリ~ン、今年も見つけました、
風流な江戸風鈴売りのおじさん。銀座の夏の風物詩です。
意外と売りに出るのは早く、5月にはもう見つけたことも。
手に取ったことはないのですが、たぶんこれは江戸風鈴かな。
江戸風鈴とは下の口の部分が、わざと"ぎざぎざ"に作られており、
ふり管が触れるだけで優雅な音がでるように作られています。
これが江戸風鈴の涼やかな音のヒミツなのです。
土日の昼間に遭遇したり、写真の様に夜中だったり、
昔は花売りが名物でしたが、今は江戸風鈴売りの姿が目立ちます。
何人もいるのでしょうか??
いずれもシャラシャラと涼しい音を響かせながら、
天秤棒を担ぐ姿は同じなのですが、では一帯どこから現れるのか?
軽トラに乗って駐車場に停めておき、そこから担いで来るのか??
その実体は、まだつかめていません。
風鈴が似合う銀座はやはり別世界、
出勤前の和服のママとこれから同伴の紳士が腕を組んで
「あら、風鈴だわ」「ひとつ買っていきましょうよ」だなんて会話が似合います。
よろしおまんなぁ~。
街路灯とネオンに照らされて、幻想的にきらめくガラスの江戸風鈴。
そこだけ空気がゆっくりと流れています。
こんな蒸し暑い夜も、たった一つの風鈴で涼しげな風がスッと吹き込んでくるような。
風を優雅な音に変える江戸風鈴、あなたも銀座で見つけてください......つづく