鮨屋・青木が入っているビルの1階(西五番街通り)に、
箸の専門店「夏野」はあります。お店情報
下はお手頃な数百円の箸から、上はなんと7万円のデザイナーズ箸まで。
今では全国各地の2500種類もの箸と1000種類以上の箸置きが所狭しと、
お店に並んでいます。まるで箸の博物館ですね。
今まで、雑誌のHanakoやオズマガジンとかでも紹介され、他の媒体でも
書きつくされているのですが、そこはホレ。ウソの視点での箸情報です。
豆腐箸、パスタ箸、納豆箸、焼き魚箸、ラーメン箸、うどん箸などの、
おもしろ箸や変わり箸が取り上げられる機会が多いのですが、今回は趣向を変えて。
その名も「江戸木箸」。
江戸木箸は大正の初期より作り始められ、
江戸職人の手に依って約100年の伝統が宿っているとか。
厳選された銘木、黒檀や柴檀、つげや楓を素材として、
木そのものの良さを生かした箸なのです。
自分の手にあった箸を、使いやすい箸を選べるよういろんな工夫がされています。
もちろんそのデザインも秀逸ですが、異彩なのはその断面。
・安定した握りを感じる四方面削り。
・人間工学的にも考えられた五角削り。
・鉛筆と同じ形状の六角削り。
・微妙な角度で抑えられる七画削り。
・丸に近く違和感のない八角削りなど。
木の種類を選び、断面を選び、長さを選ぶ。喰い先一寸を大切に作られた
江戸木箸は、自分専用の道具として、美味しい料理をさらに美味しくします。
江戸木箸という呼び方は、他の地域で作る箸と区別するために
「大黒屋」のご主人、竹田勝彦氏が平成11年に江戸木箸と命名・商標登録したとか。お店情報
曳舟駅の店まで行くことなく、銀座のど真ん中でその片鱗に触れることができます。
ガリッと箸先を噛んで折っても、また削って再生できるのも大きな魅力。
一件高そうに見える箸でも、自分への投資。いい箸は、きっと内側から磨かれますよ。
漆の箸にこだわるなら、中央区佃「漆芸 中島」。お店情報
江戸時代から伝わる江戸漆塗り。
長い伝統を背負って11代目が作り出しています。
加えて、もうひとつ女性に人気な箸情報を。
京都の箸専門店「市原平兵衛商店」。お店情報
HPも持たず間口も小さい店ですが、これが侮れない。
みやこばしと言われる「すす竹」を使った竹箸が有名です。
茶道具の茶杓や茶筅に使われるあの深い飴色の竹ですね。
盛りつけ箸なんかは、まるで料理人になったようにスッと挟めます。
軽いので特に女性に人気、その使い心地は感動すら覚えます。
最近では、銀座や新橋などの料理屋でここ市原の箸を使っている店が多く、
彼女とデートの食事時に『?おっ、市原の箸、スッゲーッじゃん 』。
なんて蘊蓄を垂れたら、アナタの株が上がること必至(のような気がします)。
※ まずは、市原の箸を見分けられることが肝心なのですが ......つづく
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【銀座夏野 本店】
◎中央区銀座6丁目7-4 銀座タカハシビル1F? 電話=03・3569・0952
◎営業時間=月~土10:00~20:00、日祝10:00~19:00
◎並木通りにも夏野の支店があります(銀座夏野 並木通り店)
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恥ずかしながらお箸をちゃんと持てない私です。
いわゆる鉛筆持ちで器用に食べること数十年…。
両親のしつけが悪かったの?とか言う人もおりますが決してそんな事はありません。私が頑固なだけです(笑)
このお店なら練習用のお箸も売ってるかしら?
今からでも遅くないから始めようかなぁ。
でも鉛筆持ちで豆類をつかめるのって器用なんじゃないの?と自分を励ましております。(ダメ?)