「西荻骨董好きまつり」に行ってきました。



(「骨董好きまつり」って名前がいいよね)



春と秋の年2回、2日間にわたり開催されるイベントです。前回が10周年だったんですね。




西荻の骨董屋さんの老舗がとりしきり(代表は伊勢屋美術さん、事務局は駱駝さん)

西荻のみならず関東一円からいろんなお店が集まります。

2009年秋は、10月10日(土)・11日(日)開催。

お店は入れ換え制なので、2日間通っても楽しめるのです。



(土曜はベテランさん、日曜は比較的若い業者さんが多いそうです)


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会場は井荻会館。





外観も内部も昔懐かしい感じの木造建築で、お座敷の畳にところせましと品物が並んでいて、和みます。








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陶磁器、漆器。いい風合いにさびてるブリキのやかん。きもの、帯留め、ブローチ。こけしとかマトリョーシカ、むかしのマッチや絵はがきがあるかと思えば、、18世紀くらいのデルフトとか明・清時代の陶器があったり。



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流れ流れて平成の西荻に至るまで、どんな人の手を経てきたんでしょうねえ。









こちらは11日(日)午前中の風景。

賑わってます。




土曜日出店していたLE
LOTUS BLEU
(ロータス・ブルー)
の店主、渋谷さんとおしゃべりしました。


食器やお盆、1960年代のオリンパスPENなどなど、並んでいる品がどれも端正なたたずまいで

ついつい引き寄せられてしまったのです。


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渋谷さん、もともとはお客さん側だったのが、好きが高じて売り手になったそうです。







骨董屋さんって、どうもそういう人が多いみたい。


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←私が買った木皿と琺瑯のレンゲを包装する渋谷さん。



そこへふらりと現れたのは、別のお店を出している徳永さん。

渋谷さんの骨董のお師匠さんだそうです。





普段は業者相手に商売をされていて、「徳さん」と言えばこの世界では知られたお方なのだそう

徳さんの店に並んでいた味わいのある器たち↓


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それにしても、骨董や古道具って、新品の大量生産品と違って同じ物が2つとないから、

ほしいと思った瞬間を逃しちゃうとまず再会できません。



骨董屋さんって、当たり前ながら骨董好きの目利きなわけで、

自分がいいと思って仕入れたものに愛着がわいて手放したくなくなるってことは、ないんでしょうか?






「この商売始めてから、物欲は持たないことにしてる」と徳さん。



「それになぜか、自分がほしいと思ったものから売れる。

『これは売れる、もうかる』と思って仕入れた物は、売れないんだよね」





渋谷さんも「ほしいと思ったお客さまに見つけていただくのが幸せ」と。






骨董屋とは、

「前の時代のだれかから伝えられた物を、大切に次の時代に受け継ぐ仕事」



なんだそうで、お二人とも、そこに使命感というか、誇りを持っていらっしゃるのです。



かっこいい!



好きだ、骨董市!



 



「西荻骨董好きまつり」@井荻会館。

いろんなお店があるので、ぴぴっとひっかかるすてきなものが見つかると思います。






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ちなみに、門を入ってすぐのところでは、吉祥寺駅南口、末広通り沿いの「しまねこ軒」さんが、おべんとうやお菓子、豚汁(抗いがたい、よい匂いを放ってます)などを売ってます。クッキーおいしかった。

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こちらは10日、11日の両日出店でした。














西荻骨董好きまつり
  毎年春・秋開催
  2009年秋は10月10・11日、9時30分~17時
  会場:井荻会館 杉並区西荻北4-35-9
  問合せ:駱駝 tel03-3397-8737