恥ずかしながら、13歳相手のタイプ診断に「なるほどな~」なんて感心してしまった。
13歳のハローワーク公式サイトにある「思い出から見るタイプ診断」。


「血液型で人を決めるな!」とか「人は数個に分類できたりなんかしないぞ」とか思う
ひねくれた私だけど、この診断の視点はなかなか面白かったのです。


考え方ややり方の傾向を三つに分け、その組み合わせで八通りのタイプに人を分ける。
三つの傾向とは、「興味関心の方向→どんどん広げるかじっくり深めるか」、
「物事のとらえ方→具体的データに着目するか抽象的イメージに着目するか」、
「結論の出し方→頭で考えるか心で感じるか」。


ちなみに私は、興味関心をじっくり深め、抽象的イメージで物事を捉え、
頭で結論を出す「真理の探究者」だそうで。


他には「規律ある遂行者」、「冷静な実力者」、「明るい活動家」、「世に尽くす情熱家」、
「思いやりのリーダー」、「クリエイティブな努力家」、「独創的な挑戦者」と、
どれだとしても悪くないのがいいし、ぶっとんだアーティストタイプなんか入れずに
「クリエイティブな努力家(←ピカソはここに分類されてる)」という言葉で芸術の仕事を
表していることに安心する。


人と自分との違いをより深く見つめる人は洞察力に優れている。
私は人と自分との違いよりも、人間の普遍性の方に関心があった。
だけどこの年になって、洞察力というやつをあんまり磨いてこなかったことを
反省しているのです。
だから、こんな風にタイプ診断で自分と人との差異を考えるのも悪くないなと。
ずいぶん遅いけど...




13歳のハローワーク


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