みなさん、こんにちは。
蒲田のランチです。

今日は蒲田から少しはなれて
昔、検察審査会に選ばれそうになった話をします。
正しく言えば検察審査員ですね。

検察官の仕事をチェックする仕事です。
裁判にかけるか、かけるかを決めるんです。

まず、こんな封筒が届きます。

5443_lunch_futo2.jpgそのなかにはあなたは検察審査員候補者に選定されています。
というようなことが書かれた挨拶状が一通。
別紙として4月10日に説明会をやるので来てね。
と書いたものがくっついていました。
ちなみに挨拶状の日付は平成8年(1996年)3月27日になっていました。

最終選考は4月30日です。
それに漏れればおしまい。
つまり検察審査員に選ばれなかったってことです。

説明会の場所は「東京地方裁判所3階 債権者等集会場」
「真実を求めて」というビデオの上映があって、
その後、制度の説明があったもようです。

全く興味がなかったので、行く気にもなりませんでしたが
行っとけばよかったかしら。

その封筒と一緒に「検察審査会制度一問一答」というのが入っていました。

そこには、
・ 検察審査員が「くじ」で選ばれること
・ 一般国民の常識的な感覚が求められていること
・ 上司がいい顔しないなんていう理由では断れないこと
・ 具体的にどうやって審査するのかということ
などが書いてありました。

それから、検察審査会のリーフレットが2枚と
平成8年度のカレンダーが入っていました。




たぶんこの文書が届く前だったと思いますが、
事務局から男性がふたりやって来ました。
玄関のなかには決してはいりません。

ふたりともなかなかいい男でしたよ。
いいスーツ着てたし。

ま、それはともかく。
この人たちは検察審査会について簡単な説明に来たのです。
たぶん、いだやという人もたくさんいるのでしょう。
いやな理由はなんですか?
と聞かれました。
めんどくさいから。
とか
仕事があるから。
とか言ったような気がします。

それはできません。
ときっぱり言われました。
国民の義務ですから。と。
日当が出るという話が出たかどうかは忘れましたが、
今は8000円出るそうですね。
とにかくどうしても出席できない理由がある場合は
おっしゃってくださればこちらでどうにかします。
と言ってふたりは帰って行きました。

でも、結果は

5446_lunch_tegami2.jpg見えるかな。ハズレでした。

こんな手紙、なんの役に立つんだろうと思いながら取っておいたんですけれど、
役に立ってよかった。