みなさん、こんにちは。
蒲田のランチです。

今日は【目蒲線】について書こうかと思います。
目蒲線という電車はもうありません。

この電車は、目黒と蒲田を結んでいました。
目黒の【め】と蒲田の【かま】ですね。
そうです。
25分で、目黒と蒲田を結んでいたのです。

でも、2000年の8月5日に目蒲線はなくなりました。
8月6日に
目黒と多摩川を往復する【目黒線】と
多摩川と蒲田を往復する【多摩川線】に
分断されたからです。

(目黒線は今は多摩川を越えてもっと先まで、
東横線とつながって
日吉や菊名まで行っているものもあります。
さらに、みなとみらい線とつながって、
「元町・中華街」まで行くものもあります)

目蒲線、最後の日、矢口渡には鉄道マニアと思われる人たちが
カメラを構えて待っていました。
きっと目蒲線の勇姿をフィルムにおさめたんでしょう。
そんな姿を見て、
ああ、今日で目蒲線ともお別れなんだわと思ったものです。

けれど、しんみりばかりもしていられません。
多摩川線沿線の住人は怒ってるんです!
だって不便になったんですから。

なにが嬉しくて、わざわざ、乗り換えてまで
目黒まで行かなきゃならないんでしょう。
目蒲線のままなら、ただ座っているだけで目黒まで行けたのに。

まず多摩川線は多摩川の駅の地下に着きます。


4874_tika.jpg階段を上ります。

4876_tika2.jpgまた上ります。

4879_homu.jpgそしてやっとこさ、目黒線のホームにたどりつくのです。
目黒に行くためには3番線に乗らなきゃなりません。

これがまためんどくさいんです。
いろんな電車が乗り入れていて。

4879_lunch_annai.jpgこんな案内板を見たって
目黒に行くのか、行かないのか、
わかりません。

だからわたしは年配の方によく聞かれます。
「ここで待ってれば、目黒に行きますか」
「前はねぇ、黙っていても目黒まで行けたのに」

わたしもこんなやりかたはホントに不親切だと思います。

前は一本で行けたのに、
階段を上って、上って
行かなければ電車に乗れなくするなんて。

線路はつながっているのだから、
目蒲線を元に戻せ!
と思うのはわたしだけでしょうか。