皆様、こんにちは。
最近ちょっとご無沙汰しておりました。
2月3日は節分でしたね。豆蒔きませんでした。
2月4日は立春。暦の上での新年が始まりました。気付きませんでした。
2月5日は普通の日でしたが、一日家で仕事してました。途中音楽とDVDに浸りながら。
そして、今日2月6日は・・・やはり普通の日ですが、ようやくコラムを書く時間を取ることができました。
今回はちょっと前の行事をご紹介します。
1月17日(日)、上北沢の2010年一発目のお祭りが開催されました。
横断幕が風で微妙なことになってますが、その名は「かみきたホイ」。
上北沢に住む人にはあまりにも有名な名称です。
ムトウ電器の武藤さんが名付け親です。
お祭りでは、上北沢では滅多に見ない「行列」に遭遇します。
この日も累計で・・・何百名(は言いすぎかな?)の人・人・人・・・を見ました。
良い天気だったしな~。
毎年、エネスタ前で餅つきをやっているんです。
つきたてのお餅を裏で丸めて「あんこ」「からみ」「きなこ」の3種類の商品に仕上げます。
こんな立派な看板初めて見ました。
商店会、かなり力入れてます。
とりあえず、餅つきの現場に行ってみましょうか。
「隊長!現場に着きました!」
「おぅ!そちらの様子はどうだ?」
「やはり、餅つきのテントの前に長い行列ができています!」
「そうか・・・どれくらい並んでるんだ!?」
「えっと・・・」
「かなりですね。100m以上は行列が出来ていますね。」
「餅はどれくらいで手に入りそうだ!?」
「これは結構時間かかりますねぇ。」
「うぅ・・・」
「商品のお餅が追いついてないんですよ。出来てもすぐに売れちゃうから。一回でつける量には限りがありますからね。」
「そうか・・・。」
「それはそうと、隊長!」
「何だ!?」
「僕、隊長からサービス券貰ってないんですけど。」
「ん?」
「ん?じゃないですよ。お餅貰うにはサービス券が5枚必要なんです。」
「あぁ~そういえば最近商店街で買い物してなかったから貰って無かったな。」
「え~!じゃあどうするんですか?」
「1パック250円で買えるんだよ。買っといて。いいだろう?それくらい。」
「え~!!」
(「ヨシダ手芸店」のご主人です)
「でもこの行列じゃあ、いつ買えるか分かりませんよぉ~。」
「裏に回れ、裏に。」
「えっ!?」
「裏に回って商店会の誰かに声かけて1パック回して貰え。」
「えー!?そんなことできるんですか?」
「できるんだよ。言ってみろ。」
「(え~!?)」
「早く行け!」
「・・・。」
「あの・・・」
「はい?」
「あの、僕おたつさんの・・・」
「あぁ~おたつさんね。今日はどうしたの?いつもは来るのに。」
「あ、ちょっと用事があって・・・その・・・代わりに写真撮ったりお餅を・・・」
「あ~餅ね。ちょっと待ってて。」
「えっ!?いいんですか?」
「あ~遠慮なく言ってよ。何がいいの?」
「じゃあ・・・きなこお願いします。」
「はいよっ。」
「250円ね。」
「あ!はい!ありがとうございます!」
「おたつさんによろしくね。」
「はい!」
「隊長!本当にお餅手に入りましたよ!」
「ふむふむ。」
「スゴイですね、隊長。餅の横流しですよ!初めて体験しました。」
「だろう?タダで貰ったか?」
「んなわけないでしょう!ちゃんと250円払いましたよ。」
「なんだ。貰えばよかったのに。」
「そこまで僕はずうずうしくないですよ。」
上北沢区民センター所有の年季の入った臼と杵で餅つきは行われました。
「あでがわ青果」の阿出川さん(上北沢共栄会会長)が、腰にコルセット巻いた状態でがんばりました。
おじいちゃん、もう結構な歳なんだから無理はしないように。
パートナーは「鳴木屋輪店」三代目の鈴木啓之さん。
こちらは若い。現在37歳です。腰は大丈夫ですね。
会場設営に始まり、餅つき、裏では餅をこねて、表では販売して・・・と、商店会の皆さんは朝から働きっぱなし。
いつも本当にお疲れ様です。
上北沢住民と僕のためにありがとうございます。
ちびっこ達が興味津々で餅つきの様子を見ていました。
現代、餅つきなんてこんなイベントでもない限り体験できないからね。
パパとママと一緒にやってみよう!
明らかに手を添えてるだけで精一杯の子から、結構いい腕してるね~!あんた!という子までいろいろだったけど、みんな体験できて嬉しそうでした。
よかったね☆
裏方の皆さんは、終わったら豚汁でも頂いて温まるのでしょう。
今年は全然手伝わなかったから写真だけ。
もう一つの重要イベント「サイコロキャラメルゲーム」へと移動しました。
こちらも見事な行列。
皆、お得イベントになったら集まるんだから。
ゲンキンね。
今年の会場は「あでがわ青果」。
「養老ノ滝」の大将(左)と「伊嶋屋酒店」のご主人(右)が仕切ってました。
さてさて・・・今年の景品は??
D賞は、カップ麺かレトルトカレーか500mのジュース。
C賞は、お菓子かBOXティッシュかみかん500g。
B賞は、いちごかせんべいギフトかワイン。
A賞は・・・ハムギフトかジュースギフト。
そして特賞は・・・!?
すき焼き用高級和牛!または、高級清酒!
定番だけど、素晴らしい~!!
当たっても一人じゃ困るけど、一回くらいは当ててみたい!
来年はちゃんとサービス券集めて10回くらいくじ引いてやる!と心に軽く決めたのでした。
このくじはハズレ無しです。
どれかは当たるようにできてます。
上北沢商店会って結構太っ腹なんですよ。
僕も数年前、桜祭りのくじ引きで1等のギフトセットが当たってビックリしたな~。
景品どっさり。
今年はサービス券持ってなかったから見学のみ。
商店会賞なんて?のプレゼントもありました。
何が入ってたのかな?
当たった方いましたら教えてください。
お祭りの日ほど、商店会の温かさを感じる日はありません。
街が少しでも盛り上がったらいい、普段買い物に来てくれるお客様へのお礼ができれば・・・
と、朝から晩まで運営してくれます。
その様子を見ていて改めて感じるのは、やはり地元商店街が街を支えているということ。
大型量販店ではできないことを商店会の皆さんはやってくれています。
お祭りもイベントも何も無くなったら・・・こんな寂しいことはありませんよね。
「やまべ書店」の山辺さんはいつもの如く走り回って働いていました。
「TIME OUT」の高橋さんはテントの中でお餅をこねていました。
ムトウさんは見かけませんでした。
どこにいたんでしょうかね?
甘酒飲んで寝てたのかな?
そう、祭りの〆は甘酒なのです。
桜祭りでも登場する上北沢の定番「甘酒サービス」。
無料と聞いたら、飲まない人はいません。
皆さん、紙コップ持ってますね。
そう、
これは考え尽くされたシステムだったのです!
この行列の先はお餅コーナー。
少なくとも15分以上は待たねばならないお客様の身体が冷えないように・・・
と、その動線上に配置された甘酒コーナー。
並んだら自動的に飲むように誘導されたシステム。
この温かい甘酒によって、住民は風邪を引くことなく、無事にお餅を買うことが出来たのです!
こんな細かいところにも、商店会の上北沢住民を想う心が込められていました!!
んなわけないか。
行列には並んでいなかったけど、僕もいただきました。
熱い甘酒でホッと一息。
商店街に集まるたくさんの人と、働き詰めの商店会の皆さんを見ながら・・・
心も身体も温まった日となりました。
家に帰ってからきなこのお餅も美味しくいただきました。
もちろん、来年も参加です。