小学生の頃、僕は家庭科の授業が好きでした。
フェルトで小物を作ったり、料理したり・・・
もちろん通信簿の成績は1年間「5」。
文化祭に僕の作った作品も展示されたし。
楽しかったのに、中学1年の後半で男子は家庭科から強制的に技術科に転向させられ、全く興味のない「はんだ」とか「板金」とか・・・意味の分からない工作?をやる羽目になって悲しかった。
立派な料理とかは出来ないけど、きっといい奥さんになれると思うんだけどなぁ~。
誰か嫁に貰ってください。
さて、上北沢共栄会のお店の中で、過去まともに取材したのは、
「伊嶋屋酒店」「あでがわ青果」「川越屋」「TIME OUT」「やまべ書店」「GARDEN FLOWERS」くらい。「古本の愛仙堂」は中をちょいと覗くくらいだし、他は・・・どれもこれも古いお店ばかりだから足が向くことはありませんでした。
でも今回、コラムにコメントをしてくれた"らむねさん"の要望で、上北沢の古い手芸店さんを探すことにしました。(昔ながらのフェルトで作ったワッペンを探している、上北沢のヨシダという手芸店ならあるかも・・・とのこと)
早速、商店街に向かいました。
ヨシダさんどこ~?
あっ、ありました。
探さなくともすぐに見つかりました。
あっさりと。
僕の目に入っていなかっただけでした。
手芸店に入るなんて、生まれて初めてかも!
ちょっとだけドキドキします。
いつもの如く遠慮なしで入店!
入り口すぐ右がクリーニングのカウンターで、奥が手芸店のカウンターになっています。
クリーニング店併設の店舗ですね。
早速ご主人にお話を・・・と、クリーニングのお客さんがひっきりなしに訪れてます。
奥には誰も人がいないけど。
フェルトのワッペンってあるのかな?
あ、お客さんが途切れました。
ご主人にお話を伺いましょう。
フェルトのワッペンは今も売っているけど、さすがに30年前の昔ながらのモノは置いてないそうです。
今は全てミシン縫いのもの。ただ、古い手芸店さんは昔からの流れで商品を置いているので、他のお店と比べると「昔ながら」のモノがあるだろうとのこと。
見ると、結構な量のワッペンがあります。
全部写真に撮ってみました。
これぜ~んぶ、フェルトのワッペンです!
アンパンマンのなんて、甥っ子のはるちゃんが喜びそう!
それにしてもいろんな種類があるんですね。小さくて細かい飾りのワッペンがたくさん。
さすがに手縫いは厳しいだろうな~というものばかり。
ミシン縫いだからこそできる芸当でしょうね。
でも、ちゃんと手作り用のシールもあったりして。
昔ながらの手芸店さんじゃないとこういうの置いてないのかな?
分からんけど。
感動したのは、コレ!
何と、1枚20円のフェルトの生地。
昔これより大きな生地を買って来て、家庭科の授業で切ったり貼ったり縫ったりしてカワイイ小物を作った記憶があります。
今でも売ってるんですね。
でも、今小学校でフェルトなんて使ってるのかな?
ミシンの練習・・・ってミシンもなかなか使わないし。
そもそも家で縫い物なんてやらないからな~。
ボタン付けるくらいか。
そう、ここは毛糸屋さんでしたね。
フェルトにばかり目が行ってたけど、見たこともないいろんな種類の毛糸が並んでいます。
ズラーっと。
目を引いたものをチェックしてみました。
キャンディアクリル。
明るい色のキラキラなマフラーを作れそうですね。
これは・・・何だっけ?
セーターにするとパッと目立ちそうです。
こちらは、花がすみ。
淡い感じの毛糸です。
年齢層は・・・高めかな?
これは、キュン!
こっちは、ふわり!
なかなか面白いネーミングです。
これらの毛糸を使って縫うと、自然にキレイな模様のセーターやマフラーが出来あがるという訳ですね。他にもたくさんの種類の毛糸が並んでいました。
でも、ご主人によるとこれでも「最低限に削った量」らしいのです。
昔、それこそ30年前は、店内の半分以上が毛糸で溢れかえっていました。戦前から営業しているヨシダ手芸店は、上北沢の商店の中でもかなり古い歴史のあるお店です。今のご主人のお祖父さんの代から営業されていますが、昔は「服を作る=自分で手編み」が主流。毛糸店は大繁盛だったという訳ですね。
それが、時代が移り変わり・・・今みたいにユニクロで安くてイイ服が当たり前のように買える時代になると、毛糸を使うことはほとんど無くなります。結果、毛糸店は自然と淘汰されることに。今は、小物を作るためか、手芸を趣味にしている人が毛糸を買うくらいで、セーターや服を作るために毛糸を買う人はほぼいないそうです。
そりゃそうですな。
そういえば・・・
中学3年の冬だったかな?
今から18年前、当時「付き合っていた」女の子に手編みのマフラーを貰ったことがあります。
大好きなおたつのために、毎日思いを込めて編んだマフラーです。
男の子なら一度は貰いたいモノですよね。
もちろん嬉しかったけど、僕はどちらかというと、貰うよりも・・・あの彼のために編んでみたかった・・・。
なんて^^
昔の同級生は皆おたつと同じ33歳になってる訳です。
50歳を超えてからの同窓会だと、「え~○○くん・・・、昔はあんなにカッコ良かったのに・・・」とか「お腹出てる・・・頭も光ってる・・・」と、会った時のショックが大きいのだろうけど、まだ30代前半だったら「あ!○○君イイ男になってる!」とか「相変わらずカッコイイ!」とか「まだ独身かな?それとももう結婚してるのかな・・・?」なんてワクワクドキドキするでしょうね。
聞こえてくるのは、皆さん結婚して子供がいるとかなんとか。
僕は・・・パートナー見つけてずっと2人か、それとも養子とか貰うのかな?そういう選択肢もあるよね。でも甥っ子のこうくんやはるちゃんだけで子供は十分かな?と思うくらいだからそれはないのかな?「どっかの嫁になる」というイメージもなかなかないし、やっぱ2人だけか・・・それとも1人か?まあ、先のことは分からんね。
どちらにしろ、人生は1人でしっかりと生きるモノ。
今回の人生のテーマは・・・いろいろあるけど、片付いたこともあるし、今後は仕事に集中でOKだと思う。楽しいから間違いない。
絶妙なキャラクターを選んで生まれたな~と最近とみに感じます。この性格と外見が無ければ、今の仕事はおそらく成り立たない。タイミング良くミーハー心をくすぐる出来事や出会いを神様が与えて続けてくれるから、モチベーションも上がるし。うまくできてますね。今の自分に必要なものは全て与えて貰ってるし、な~んにも心配すること無し。考えてもしょうがなし。毎日ベストを尽くすのみ。
なんて、
ふと不安になることや勇気の出ないことも多々あるんだけど。
まだまだ乗り越えることや気付くこと、死ぬまでたくさん経験して勉強するんだろうと思います。
一生続くんだから焦ってもしょうがない。
今回の人生でやれるだけのことをやって、次へGO!ですね。
今回はあと何十年生きるのだろうか?
多分・・・70歳は超えると思うんだけど、80歳となると分からない。
結構10代の頃から食生活良くない部分あったし。ウチは祖父母皆80歳以上で生きてるし、両親もおそらくその辺りまで行きそうな気配なんだけど。自分は分からん。ただ、仕事上ゲルマ療法や健康に暮らす術は知ってるから成人病で苦しんで・・・みたいなことはないと思う。まあ、死に方もいろいろで、今回は何だろう?餓死だけは嫌だけどな~。基本健康体で、贅沢はいいから毎日美味しいご飯食べられたらOK。
それくらいなら大丈夫かな。
また話が逸れてしまった。
とりあえず、ヨシダ手芸店さんは創業100年以上の歴史があるということです。
素晴らしいです。
針と糸を持つなんて、もうスーツのボタンを付ける時しかない。
持ってるスーツのボタンがどれかなんて・・・?
全く分からないから、とりあえず近い色・模様のものを選びます。
よほどじゃない限り、人はスーツのボタンまでは見ませんからね~。
見るかな?
皆さんは見ます?人のボタン。
でも良かった。ボタンなんてどこに買いに行けばいいか分からなかったから。
ご近所に買えるお店ができて助かりました。
あら、カワイイ♪
いろんなボタンがあるんですね!
こうくんはもう9歳だからそうでもないけど、3歳のはるちゃんなら喜びそう。
なんて考えてたら、母がこんな写真を送ってくれました。
兄ちゃん(こうくん)が頭にくっつけたら気に入っちゃって、ばあば(母)に買って貰ったそうです。
もう・・・はるちゃん嬉しそうね。
そんな普通の青いボタンでいいの?
次はたっちゃんが買ってあげようか?
アンパンマンとかユンボのがいいんじゃないの?
時代は変わりました。
クリーニング業務の方が忙しい手芸店です。
でも、 やっぱり手編みの温かさは既製品には出せない味。
彼氏ができたらマフラーでも編んでみようかな。
短い時間でしたが、ご主人は毛糸やフェルトのことを嬉しそうに話してくれました。
元々は老舗の手芸店です。
毛糸とフェルトが欲しい時は「ヨシダ手芸店」。
ご主人に話しかけてみてください。
丁寧に教えてくれますよ。
?☆?☆?☆?☆?☆?☆?☆?☆?☆?☆?
「ヨシダ手芸店」
〒156‐0057 世田谷区上北沢4‐13‐13
03‐3302‐7606
営業時間 平日 日・祝祭日(調べておきます)
定休日 木曜日
地図 http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35.66568583&lon=139.62801389&ac=13112&az=13.4.13.13&v=2&sc=3