日本は地震大国である。地震のない国から来た友人たちは、しばらく日本に滞在して地震を体験すると地面とともに建物と自分が揺れていることに違和感を覚えるようだ。
ということで、今回は東京で大地震が起こった時に、
どのように対応するかを体験学習できる施設についてご紹介。
ゆりかもめ有明駅の目の前に、『東京臨海広域防災公園』がある。
綺麗に整備されただだっ広い公園の中に、ヘリポートや震災学習施設があり、
週末には消防車展示やゲームで学ぶ「もしもの時」ワークショップ、
消火器体験など、楽しく学べる工夫が盛り沢山。
この施設で一番面白いものが、『東京直下72h tour』というもの。
「組織的な救助活動が行われるのは、地震発生の72時間後(3日間)」
と言われており、その72時間を生き延びる知恵を体験学習できるツアー。
ニンテンドーDSを使って、10問のクイズに答えながら、
震度6強の首都直下地震の発生を想定して学んでゆく。
本当に、瓦礫になった暗闇の街中を進んでゆくからリアル。
そんな荒れた町中から、「今の状況」を的確に判断して避難所へ進む。
公衆電話から171で伝言を残す方法、自動販売機の情報機能、
避難時の注意点(ブレーカーを切ってから避難、避難先をメモに残すなど)
知っておくと便利なノウハウが確認できる。
身近なもの(ビニール袋、雑誌、ネクタイ、ラップ、ペットボトル、空き缶など)
を使ってサバイバル生活をする方法のパネル説明とワークショップ、
世界の避難グッズ紹介、東京大地震が起こった場合の予想CG映像、
アニメーションドラマ放映など、楽しみながら地震について学習できる。
(以前、TV放映もされた『東京マグニチュード8.0』というドラマアニメ。
とてもショッキングで心にじんと響くものだった。
会場で上映されているものは20分程度の短縮版。
公式HP:http://tokyo-m8.com/index.shtml )
日々の生活の中で、ついつい忘れてしまう
「もしもの時」について考える良いきっかけとなる。
嬉しいことに、完全バイリンガル展示。
外国の方も、しっかり勉強して頂ける内容となっている。
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東京臨海広域防災公園
『東京直下72h tour』
東京都江東区有明3-8-35
TEL:03-3529-2180
入場無料
施設利用時間9:00~17:00
http://www.ktr.mlit.go.jp/showa/tokyorinkai/72h/1f/01.htm
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