だいぶご無沙汰してしまいました。


パソコンが壊れてしまったり、旅に出ていたりで、更新できずにいました...


 


さて、今回は毎年9月第一日曜日に開催されている『目黒さんま祭り』について。


目玉は、岩手県宮古市からの新鮮な秋刀魚と徳島県産のスダチ、


栃木県産の大根から作られた大根おろしとべったら漬の無料配布イベント。


他にも、古典落語「目黒のさんま」の寄席、阿波踊りパレードなど、盛り沢山。


 


大行列で賑わう、このお祭り、興味はあるものの、行列が苦手な私は


未だチャレンジしたことがなかった。


先週あたりからチラホラとチラシや旗が目立ち始め、「今年はどうしようかなぁ。」と思っていた矢先、


たまたま早起きした今朝のラジオから「今日は目黒のさんま祭です」という言葉が聞こえてきた。


 


「よし、どんなものだか偵察に行ってみよう」と9時半前に家を出る。


目黒通りと首都高高架下交差点に行列が見え始め、最後尾を探しながら行列をたどって歩く。


 


歩く。歩く。歩く。


まだ見えない。


歩く。歩く。歩く。


まだ見えない。


 


もう、この時点で秋刀魚にありつくことは諦めていたけれど、


この行列がどこまで続くのか見届けたくなり、歩き続ける。


 


やがて五反田の山手線が見え始め、線路沿いを恵比寿方面に向かって続く行列が見えた。


「まだ続くのかぁ。」と思いながら300m位進んだところで、


ようやく「最後尾はこちらです」というプラカードを持ったおじさんの姿を発見。


「せっかくだから、最後尾からの行列を写真に収めて引き返そう」とおじさんに近づくと、


「只今お並び頂ければ、秋刀魚はまだまだ大丈夫ですよ~」というではないか。


「それなら、並んでみましょうか。」と行列に参戦。


 


今年は秋刀魚6,000尾というけれど、6,000人が並んだら、この行列はどこまで続くのだろう?


私は一体、何人目なんだろう?


6,000人という言葉は簡単だけれど、実際の人の数をみると恐ろしく多いことを実感。


こんなに沢山の食材を無料提供なんて、本当にすごいことだなぁ。と思う。


 


結局、秋刀魚にありついたのは並び始めて2時間半後。


もしものことを考えて持ってきた小説とお茶で案外あっという間だった。


 


紙製の細長いお皿と割り箸を受取り、それに秋刀魚を乗せてもらい、


次のブースでピチピチの可愛らしいスダチ娘達が巣立ちを絞ってくれる。


その後に、大根おろしをドサッと盛ってもらい、べったら漬けがチョコンと添えられる。


 


炭火でじっくりと焼いた旬の秋刀魚は、内臓までしっかり火が通っていて


しっとり熱くてほくほくしていて、とてもおいしかった。


こんなに沢山の秋刀魚を一気に炭火で焼く風景はなかなかの圧巻。


目黒駅周辺が秋刀魚をあぶる煙で白く曇っている程。


日本が誇る、旬の味と3時間近く並ばねばならぬという「大和魂」


を外国の方々にも試してもらえる良い機会ともいえる...と思う。


 


寄席も覗いてみたかったけれど、混み合っていた為、今回は断念。


体力と気力のある方は、来年チャレンジしてみて下さい!


 


 


・・・・それにしても、秋刀魚があんなに沢山あったのに、猫は一匹も見かけなかったなぁ。


 


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目黒さんま祭り


公式HP


http://www.asahi-net.or.jp/~xq7k-fsm/sanma.htm


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