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東京でも、開花宣言からはや2週間。もうほとんどの桜が散り、新芽が芽吹き始めているころですね。お散歩に最適な二子玉川ですが、駅周りというと、実は近くにはあまり見所がないんです。
 
しかしいつも気になっていた、世田谷側の多摩川河川敷。毎年春になると朝の通勤途中、ちょうど高架の田園都市線から、茂みの中にぽっと咲く一本が目に入るんですよね。この週末、初めてそこへ行ってみました。川向こうは、もう川崎市。東京郊外に位置する二子玉川、都心よりもちょっとだけ気温が低いのか、一帯でもこの桜だけはまだ八分咲きでした。晴天に恵まれた東京の週末、河川敷はお散歩の地元住民でいっぱいです。
 
おや、桜の向こうにゴトゴト、電車がやってきました。渋谷方面へ向かう、上りの田園都市線ですね。僕が初めてここへやってきた6年前の春にも、似たような光景を見た記憶があります。再開発で激変する二子玉川界隈、出会いと別れ、そして消えゆく思ひ出たち?
けれどこの桜とのどかな田園都市線、あのころと変わらない光景が、まだここには残っているようです。