東京都西多摩郡にある檜原村(ひのはらむら)へ行ってきました。
檜原村は東京都内にある唯一の村です。
ここへ「山ごもり」というか登山をしに行ってきました。
檜原じたいが山梨県に近い山の中の村なんです。
紅葉の最盛期はとっくに終わっており、落ち葉がいっぱいでした。
私が登った山は、臼杵山(うすきやま)という山です。
私は、鋸山と高尾山なら登ったことがあります。
だから、そんなもんなんだろうと気軽な気持ちで行ったらとんでもないことになりました。
けもの道に毛が生えたくらいの道を行き、崖じゃないのかというくらいの斜面を登り、
砂利の上に落ち葉がいっぱいの、急こう配の下り坂を下り(滑ること8回)。
命綱がいるのではないかという山肌をきわどく進む。
ワンダーフォーゲルって部類じゃないのかというくらいキツイ登山。
「えいっ」「よいしょっ」「ぎゃ~」という言葉を何回発したことか・・・。
足袋で登るのが良いと思われます。
ちなみに、高尾山などは山登りではなくハイキングというらしいです。

やっと辿り着いた山の頂上には、臼杵神社というものがあり、養蚕の神を祀っています。
この神社には2頭のこまいぬがいるんですが、これは犬ではなく狼なんだそうです。
けれど、実は『猫』なんて都市伝説もあるようで、猫愛好家がわざわざ見に来るという話です。
私には、どう見ても犬にしか見えませんが。
山の頂上からの景色は良く、富士山や新宿などの都心が見えます。
すごく空気も澄んでいて気持ちが良かったです。苦労して登った甲斐がありました。
都内とはいっても夜はとっても冷え込みます。「極寒だよ」を連呼してしまいました。
鼻水が出っぱなし。足の指先は冷たく、手の指は感覚がなくなっていました。
夜はコテージに宿泊し地元の方(林業をなさっている方)などとの交流がありました。

林業家の方の話によると、檜原村は面積の98%が樹木林で、林業などの第一次産業が
盛んな村なんだそうです。林業家の多くは、主に杉や檜を育てているそうです。
そして、広葉樹より針葉樹のほうが二酸化炭素の吸収量が多いので、
地球温暖化防止のためには、杉や檜のを育てるのは強力なエコらしいです。
植樹した木が伐採できるまで約50年かかるそうなんですが、その間にヒモで形を整えたり
木々に日光が当たるように、草刈りや、枝打ちなど面倒をみなくてはいけないそうです。
「今植樹した木が、大きく育つ姿を自分は見られないし、今木々に施したことの
結果が出るのは何年も先だし、林業は体力を使う大変な仕事だと思うけれど、
何百年先の地球のことを考えたら、山を守るのは誰かがやらなくてはいけないこと。
息子達のために一生懸命育てたい。自分の祖父や親がしてくれたように。」
と語るのは林業家14代目のご主人、田中さん。
「その結果、自然を守り地球のエコにつながる。木々を提供することで人々の生活の役にたつ。
人間の生活が便利になったぶん、自然に感謝をし恩返しをする。
こんなに素晴らしいことはない。山はいいぞ~」
と語っていらっしゃいました。
私欲のためだけではなく、家族や消費者ひいては自分がいなくなった後の
地球の未来のことまで考える。そして、自分の仕事に誇りを持って、
楽しんでいるご主人はとても輝いていました。素敵な生き方だと思います。
そしてこれも聞いた話。伝説の猫がいるらしいです。
その猫は、誰かが山に捨ていったらしいんですが、食べ物もあまりないのに、
極寒の山の中で、野生化してかなりたくましく生きているそうです。
たまに見かけるらしいですが、毛並みがすごくいいらしいんです。
「是非とも見たいその猫」と意気込んで伝説の猫探しをしてみました。

檜原村の自然は満喫できましたが、
探せども探せども、残念ながら伝説の猫は見つかりませんでした。
そして、ものすっごく痛い痛い筋肉痛が体力に自信があったはずの私を襲っています。
撮影/西多摩郡
檜原村は東京都内にある唯一の村です。
ここへ「山ごもり」というか登山をしに行ってきました。
檜原じたいが山梨県に近い山の中の村なんです。
紅葉の最盛期はとっくに終わっており、落ち葉がいっぱいでした。

私が登った山は、臼杵山(うすきやま)という山です。
私は、鋸山と高尾山なら登ったことがあります。
だから、そんなもんなんだろうと気軽な気持ちで行ったらとんでもないことになりました。
けもの道に毛が生えたくらいの道を行き、崖じゃないのかというくらいの斜面を登り、
砂利の上に落ち葉がいっぱいの、急こう配の下り坂を下り(滑ること8回)。
命綱がいるのではないかという山肌をきわどく進む。
ワンダーフォーゲルって部類じゃないのかというくらいキツイ登山。
「えいっ」「よいしょっ」「ぎゃ~」という言葉を何回発したことか・・・。
足袋で登るのが良いと思われます。
ちなみに、高尾山などは山登りではなくハイキングというらしいです。


やっと辿り着いた山の頂上には、臼杵神社というものがあり、養蚕の神を祀っています。
この神社には2頭のこまいぬがいるんですが、これは犬ではなく狼なんだそうです。
けれど、実は『猫』なんて都市伝説もあるようで、猫愛好家がわざわざ見に来るという話です。
私には、どう見ても犬にしか見えませんが。
山の頂上からの景色は良く、富士山や新宿などの都心が見えます。
すごく空気も澄んでいて気持ちが良かったです。苦労して登った甲斐がありました。
都内とはいっても夜はとっても冷え込みます。「極寒だよ」を連呼してしまいました。
鼻水が出っぱなし。足の指先は冷たく、手の指は感覚がなくなっていました。
夜はコテージに宿泊し地元の方(林業をなさっている方)などとの交流がありました。

林業家の方の話によると、檜原村は面積の98%が樹木林で、林業などの第一次産業が
盛んな村なんだそうです。林業家の多くは、主に杉や檜を育てているそうです。
そして、広葉樹より針葉樹のほうが二酸化炭素の吸収量が多いので、
地球温暖化防止のためには、杉や檜のを育てるのは強力なエコらしいです。
植樹した木が伐採できるまで約50年かかるそうなんですが、その間にヒモで形を整えたり
木々に日光が当たるように、草刈りや、枝打ちなど面倒をみなくてはいけないそうです。
「今植樹した木が、大きく育つ姿を自分は見られないし、今木々に施したことの
結果が出るのは何年も先だし、林業は体力を使う大変な仕事だと思うけれど、
何百年先の地球のことを考えたら、山を守るのは誰かがやらなくてはいけないこと。
息子達のために一生懸命育てたい。自分の祖父や親がしてくれたように。」
と語るのは林業家14代目のご主人、田中さん。
「その結果、自然を守り地球のエコにつながる。木々を提供することで人々の生活の役にたつ。
人間の生活が便利になったぶん、自然に感謝をし恩返しをする。
こんなに素晴らしいことはない。山はいいぞ~」
と語っていらっしゃいました。
私欲のためだけではなく、家族や消費者ひいては自分がいなくなった後の
地球の未来のことまで考える。そして、自分の仕事に誇りを持って、
楽しんでいるご主人はとても輝いていました。素敵な生き方だと思います。
そしてこれも聞いた話。伝説の猫がいるらしいです。
その猫は、誰かが山に捨ていったらしいんですが、食べ物もあまりないのに、
極寒の山の中で、野生化してかなりたくましく生きているそうです。
たまに見かけるらしいですが、毛並みがすごくいいらしいんです。
「是非とも見たいその猫」と意気込んで伝説の猫探しをしてみました。

檜原村の自然は満喫できましたが、
探せども探せども、残念ながら伝説の猫は見つかりませんでした。
そして、ものすっごく痛い痛い筋肉痛が体力に自信があったはずの私を襲っています。
撮影/西多摩郡
林業って気の長い仕事ですよね・・・自分がその結果を見れないとわかっていてもその仕事を続ける姿勢、尊敬します。
・・・少しは見習わないと。