週始めの月曜日から仕事がヒートアップ!

八丁堀で働くエリートサラリーマン(誰?)であれば特段珍しいことでもない。

頭を使いすぎた昼下がりには、糖分の補充が欠かせない。

近くのコンビニを頼る、そんな安易な選択肢はかなぐり捨てて、路地を入る。

そこには何の変哲もない和菓子屋がある。

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その名は【伊勢屋】(八丁堀3?18?11)。

小さなお店ながら、製販一体、できたて安心の菓子司だ。

いくつかある甘味に目移りしてしまうが、ここではズバリ「豆大福」を選ぼう。

(1つしか買わないのは・・・)などと遠慮せず、堂々とオーダーしよう。

「豆大福を1つください」

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朝の陽射しを透かした障子戸のようなやさしい白色、手にするとしっとりとやわらかい。

見る角度によっては生まれたてのパンダに見えなくもない、と以前から気になっていた。

会計を終え、看板娘の外連味(けれんみ)のない笑顔に見送られながら

(パンダいふく・・・か)

求められてもいないネーミングを口ごもりながら、お店をあとにする。

味はやさしい甘さにほどよいお豆の塩加減で、まったく飽きがこない逸品。

ひと口頬張れば、糖分補給という当初の期待を大きく上回って恍惚とさえしてくる。

余談ながら、原宿にパンダを模した「パックン!シュー」なるシュークリームがある。

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若い女性にウケているのかもしれないが、パンダの写実感では【伊勢屋】の「豆大福」にはかなわない。

「豆大福がパンダに見えるなんて、たまたまじゃないの?」

という御仁のために、もう1つ買って検証してみた。

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いかがだろうか?

ほとんど、どの「豆大福」でも「パンダ」に見える「パンダ角度」があると思ってもらっていい。

使いすぎた脳細胞の糖分補給とヒーリングには、パンダいふくの【伊勢屋】(八丁堀3?18?11)をお忘れなく。

個人的には金賞受賞の、本日の「もんど、セレクション」である。