「日に一度はおそばを食べるとカラダにいいのよぉ」
おすぎさん(おすピーの)がよく言っていたなぁ。
そばを食べるたびに、なんとなくそのことを思い出す。
「そば湯も飲まなきゃダメ!」
これも確かおすぎさんから教えられた。
【あさだ】に行くとたいてい「大もりそば」(550円)を食す。
茶そばのボリュームがいい感じ。
峰竜太のように一味で食べるほどの江戸っ子ではないので、つゆでいただく。
あとから来た人が「大天もり」とかを頼んでいるのがちょっと気にかかる。
貝柱の掻き揚げか・・・。
チラ見して自分の持ち分に戻る。
そう、そばは威勢よくいかななくちゃ。
最後のそば一本まできっちり放り込んだら、いよいよそば湯。
あわてず、できれば2杯ほどいただきたい。
この【あさだ】、明治創業だというから、そこかしこに歴史を感じる。
特に厨房とホールを仕切る窓ガラスは大正か、いや昭和初期かな?
そんなことを感じながらそば湯をすする。
お昼こそ【あさだ】の幸せな瞬間。
これが今日の「もんど、セレクション」。
この【あさだ】、そばの魅力だけではない。
若女将のひたむきさがなんともそばの如く後味がさっぱりさわやかで感じ入る。
そばのよさを教えてくれたおすぎさんにはちょっと言えないけどね。