どうも。最近風邪が流行っているようです。
体調管理には気をつけたいもんです。
この間、国分寺で散歩した後駅に向かうと、電車が止まって動けなくなってしまった事がありましたぞ。
とりあえず白米は丸井に入って時間をつぶした。
てか丸井、すごい色んなお店が入ったんですね。ロフトも入っていたぜー。自分が学生の時とぜんぜん違います。
変わるのだね。
丸井を一通り見終わった後、改札前あたりでぼーっとしてみた。誰かと待ち合わせをしている様に。
そんで、こんな事を考えていたのさ。
「再会」
大学を卒業して、二年が経とうとしていた。
毎日なんとなく過ごしていた。
適当にバイトして、適当にいつも違う女の子と過ごしていた。
この間、いきなり女の子に「サイテーっ!!」とか言われて、平手打ちをくらった。
まあ、サイテーだからな。
「こんな毎日を続けてられるのも、あと2、3年じゃない?」
今日夢に出てきた女の子に言われた。
その子が誰なのかはっきりとはわからないかったのだが、なんだか懐かしく愛おしい存在だった気がした。
「このままでは、いけない。」
頭のどこかでは分かっているはずだ。でも、何も変えようとしていない。
だから、結局またいつもの朝である。
その日、目が覚めると、なぜだかいつも全く気になりもしない郵便受けの中身が気になった。
約一週間ぶりに開けたそこには、最近オープンしたという近所のカレー屋のチラシ、胡散臭い通信販売のチラシなどでいっぱいであった。
その中から、なんだか一枚だけ気になる物を見つけた。
「女の子が、あなたを迎えに来ます。」
A4サイズのツルツルした紙に、ゴシック体でそう書かれていた。
「・・新しい風俗の宣伝か?」
さらにこう続いた。
「あなたの空いている日にち、時間、あなたの女の子のタイプ(スリーサイズから年齢、髪型、服装など)を記入してFAXで下記の番号までお送りください。」
・・なんだこりゃ。
明らかに怪しい。本当に女の子が迎えに来てくれたとして、会った瞬間もしくはホテルに行く前に金取られんのかな。
そんなことを考えながらもなぜかペンを走らせている俺。
好みの・・タイプ。
そんなの、あの子以外考えられないと思った。
返信は、すぐ来た。
『ご利用ありがとうございます。あなたの相手は衛藤 リコ。本日18時、国分寺駅改札前にて迎えに参ります。』
半信半疑だった。
「衛藤・・リコ・・」
その名前だけで俺は駅に向かうことに決めた。
実は、衛藤リコという同じ名前の女の子を俺はよく知っていた。
でも、きっとこれから現れる女の子は俺の知っている衛藤リコではない。
わかりきっていた。
学生だらけの改札前で時計の針は六時を指した。
行き交う人々の中からよく知っている女の子が見えた。
長い黒髪と、スカートからのびる細い足と、口元には
「ピアスだ・・」
「リコ・・・?」
「こうでもしなかったら、きっともう会うことなんてできなかったでしょうね。」
そこには、高2のままの衛藤リコがいた。
「ちょっとぉ、髭くらい剃りなよ。」
リコの小さな手が、俺の口元に触れる。
「・・冷たい」
「あは、あったりまえじゃん。だって、あたしはもう、この世にはいないんだからさ。。」
変わらない、リコの匂いがした。
「・・ねえ、もし今俺が、高2のままのリコを抱いたら・・犯罪?」
「・・さぁ?」
俺は、力強くリコを抱きしめた。
リコの体はあまりにも小さくて、冷たくて、俺は思わず泣いてしまった。
つづく
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