前半からの続き。
粕風呂にゆっくり浸かって、体はポカポカ。
飲む準備万端!
食卓の上も、おかあさんと娘さんのお陰で、準備万端!
さぁ、みんなで、かんぱーーいい!!!
乾杯の 辨天娘 は H16BY(だったかな) の 純米大吟醸 。
優しい温度でつけられているけど、ふんわりと温かい味わい。
純米大吟醸らしい上品な感じがする。
そして、おとうさんが面白い飲み比べを用意してくれた。
冷や用の酒器に、今年の 一番娘 の あらばしり と 中垂れ と 責め の3本。
あらばしりは、やんちゃ娘みたいに、まだまだ未熟感があるけど、将来が楽しみな感じ。
中垂れが一番バランスが取れてて、これはうま~い!友達もこれが一番お気に入り。
でも責めもうまいなぁ~。雑味がある味わいだけど、こういうのがまた好きなのだ。
こんな飲み比べをしつつも、娘さんやお父さんが、次々とお酒をお燗につけてくれる。
娘さんは、ただお燗にするだけではなく、
温度を変えたり、割り水したり、色々な味わいを楽しませてくれるし、
おとうおさんは、杯が空く前から、どんどんお酌してくれる。
同時に、楽しい会話に笑いは絶えず。
こんな幸せな事ってあるだろうか・・・。
それに、おかあさんと、おばあちゃんの家庭料理もとーーっても美味しい!
ピーナッツ豆腐 は固さもいい感じで、濃厚な味わい。
もちろんお母さん手づくり。
「あたしは、もうちょっとトロっとしたのが好みだけど、今日は固くて失敗しちゃった~。」って、
ぜーーーーーーーーーーーーんぜん!すっごく美味しいんですけど!!
お漬物の野菜も、全て太田さんの畑から取れるもの。
「野菜なんて、買うもんじゃないわよ~~!」 と、さっすがおかあさん。
この辺りでは、魚も丸々一匹しか買えないことが多いので、おかあさんが全て裁くんだとか。
ブリ刺し も 水蟹 も、おいし~い。
水蟹の食べ方のコツも、教えてもらう。簡単ですぐにマスターできちゃう。
そして、あまりにも美味しくて、ものすごーーく感動!!!したのが サバ粕漬け 。
殺菌作用の効く笹に包まれている、このサバ。
粕のあま~い香りと、いい感じに漂ってくるサバの熟した香り・・・それだけでもたまらないのに。
食べてみると、本当に本当に美味しくてびっっっっくり!!!
おかあさんは「お正月の残り物でごめんなさいね~。」なんて言ってたけど、
しっかり漬けられて、甘味をほんのり感じる酒粕と、サバの持つ旨みが・・・たまりません(涙)。
しかし。
飲んで、食べて、ばっかりもいられない。
こんな、宴会で盛り上がっている夜にも、我々に課してくださった作業が残っているのだ。
でも、おとうさんやおかあさんからは「様子を見て、立ち入り禁止(笑))」
と言われていた、娘さん、友達、そして私3人。
「そーんな赤い顔して、大丈夫?!」と、冗談半分、本気半分で、みんなに言われつつ、
30分くらいの水タイムでアルコールを抜けば、
3人とも 「大丈夫!」「しっかりしてるよね。」「何でも来い」 と、やる気満々。
そして、許可をいただき、再び室へ!!
午前中に中央に寝かせた麹米に対し、今度は「きりかえし」という作業が始まる。
これが、結構な体力を必要とする。
固まった麹米をブロックに切り分けるのも大変。
特にヒヨっこな自分らにとっては、「ふんぬ~~!!!」と全身踏ん張り入れないと割れない。
切りかえしして、パラパラになったお米を取り分けるのも大変。
1時間くらいだろうか、みんな真剣!
黙々とやっていると、いつの間にか汗だく、前半の宴会で摂取したアルコールも
全て汗になってそう。
そうして、パラパラになった麹米は、最終的に中央に、またギュっと集められる。
まだ、言われるがままに作業したこの仕事・・・
でも、その一つ一つの作業の意味がもっと理解できたら、もっともっと強い愛情が生まれるんだろうな。
自分が体験したことなんて、ほんの一握りだと思う。
一握りじゃ、他の蔵人さんからしたら「こんくらいで・・・」って思われるかもしれないけど、
この麹米たちが、
「ちゃんと美味しいお酒の素になってくれるかな~」
「ちゃんと育ってくれるかな~、立派なお酒になってくれ~」
「出来栄えがもし悪くても、タンク全部、自分の娘だと思って、飲み干すからね~」
と、とってもいとおしく、かわいらしく、心配になる、まるで我が子のように。
あああーー、ホント、今年の七番娘、大丈夫かなぁぁぁ~~。
一年後に再会できるのを、楽しみにしてるね、七番娘。
さて。
蔵の仕事を終了してからも、まだまだ宴会は続く。
新たに出された、鮒寿司や、にごり。
やった~!「おこたでにごり」だ~!
美味しい辨天娘に、手作り料理を楽しんだだけではなく、
会話が絶えることがなければ、笑いも絶えず、いつまでもいつまでも、こうして一緒にいたい・・・
そう思えるひと時だった。
すっっかりお世話になってしまった、太田酒造場のみなさま、本当に本当にありがとうございました!
「ウチの蔵に、新しい風が来たわよ!」と言ってくれたみんなに、心から感謝です。
でも、また今回も蔵から一本も出ずに終わってしまった。
「若桜散策、また出来なかったから、是非また来てね!」という言葉、忘れません!
だーいすきな、太田のみんなに会いに、また行きます!!!
粕風呂にゆっくり浸かって、体はポカポカ。
飲む準備万端!
食卓の上も、おかあさんと娘さんのお陰で、準備万端!
さぁ、みんなで、かんぱーーいい!!!
乾杯の 辨天娘 は H16BY(だったかな) の 純米大吟醸 。
優しい温度でつけられているけど、ふんわりと温かい味わい。
純米大吟醸らしい上品な感じがする。
そして、おとうさんが面白い飲み比べを用意してくれた。
冷や用の酒器に、今年の 一番娘 の あらばしり と 中垂れ と 責め の3本。
あらばしりは、やんちゃ娘みたいに、まだまだ未熟感があるけど、将来が楽しみな感じ。
中垂れが一番バランスが取れてて、これはうま~い!友達もこれが一番お気に入り。
でも責めもうまいなぁ~。雑味がある味わいだけど、こういうのがまた好きなのだ。
こんな飲み比べをしつつも、娘さんやお父さんが、次々とお酒をお燗につけてくれる。
娘さんは、ただお燗にするだけではなく、
温度を変えたり、割り水したり、色々な味わいを楽しませてくれるし、
おとうおさんは、杯が空く前から、どんどんお酌してくれる。
同時に、楽しい会話に笑いは絶えず。
こんな幸せな事ってあるだろうか・・・。
それに、おかあさんと、おばあちゃんの家庭料理もとーーっても美味しい!
ピーナッツ豆腐 は固さもいい感じで、濃厚な味わい。
もちろんお母さん手づくり。
「あたしは、もうちょっとトロっとしたのが好みだけど、今日は固くて失敗しちゃった~。」って、
ぜーーーーーーーーーーーーんぜん!すっごく美味しいんですけど!!
お漬物の野菜も、全て太田さんの畑から取れるもの。
「野菜なんて、買うもんじゃないわよ~~!」 と、さっすがおかあさん。
この辺りでは、魚も丸々一匹しか買えないことが多いので、おかあさんが全て裁くんだとか。
ブリ刺し も 水蟹 も、おいし~い。
水蟹の食べ方のコツも、教えてもらう。簡単ですぐにマスターできちゃう。
そして、あまりにも美味しくて、ものすごーーく感動!!!したのが サバ粕漬け 。
殺菌作用の効く笹に包まれている、このサバ。
粕のあま~い香りと、いい感じに漂ってくるサバの熟した香り・・・それだけでもたまらないのに。
食べてみると、本当に本当に美味しくてびっっっっくり!!!
おかあさんは「お正月の残り物でごめんなさいね~。」なんて言ってたけど、
しっかり漬けられて、甘味をほんのり感じる酒粕と、サバの持つ旨みが・・・たまりません(涙)。
しかし。
飲んで、食べて、ばっかりもいられない。
こんな、宴会で盛り上がっている夜にも、我々に課してくださった作業が残っているのだ。
でも、おとうさんやおかあさんからは「様子を見て、立ち入り禁止(笑))」
と言われていた、娘さん、友達、そして私3人。
「そーんな赤い顔して、大丈夫?!」と、冗談半分、本気半分で、みんなに言われつつ、
30分くらいの水タイムでアルコールを抜けば、
3人とも 「大丈夫!」「しっかりしてるよね。」「何でも来い」 と、やる気満々。
そして、許可をいただき、再び室へ!!
午前中に中央に寝かせた麹米に対し、今度は「きりかえし」という作業が始まる。
これが、結構な体力を必要とする。
固まった麹米をブロックに切り分けるのも大変。
特にヒヨっこな自分らにとっては、「ふんぬ~~!!!」と全身踏ん張り入れないと割れない。
切りかえしして、パラパラになったお米を取り分けるのも大変。
1時間くらいだろうか、みんな真剣!
黙々とやっていると、いつの間にか汗だく、前半の宴会で摂取したアルコールも
全て汗になってそう。
そうして、パラパラになった麹米は、最終的に中央に、またギュっと集められる。
まだ、言われるがままに作業したこの仕事・・・
でも、その一つ一つの作業の意味がもっと理解できたら、もっともっと強い愛情が生まれるんだろうな。
自分が体験したことなんて、ほんの一握りだと思う。
一握りじゃ、他の蔵人さんからしたら「こんくらいで・・・」って思われるかもしれないけど、
この麹米たちが、
「ちゃんと美味しいお酒の素になってくれるかな~」
「ちゃんと育ってくれるかな~、立派なお酒になってくれ~」
「出来栄えがもし悪くても、タンク全部、自分の娘だと思って、飲み干すからね~」
と、とってもいとおしく、かわいらしく、心配になる、まるで我が子のように。
あああーー、ホント、今年の七番娘、大丈夫かなぁぁぁ~~。
一年後に再会できるのを、楽しみにしてるね、七番娘。
さて。
蔵の仕事を終了してからも、まだまだ宴会は続く。
新たに出された、鮒寿司や、にごり。
やった~!「おこたでにごり」だ~!
美味しい辨天娘に、手作り料理を楽しんだだけではなく、
会話が絶えることがなければ、笑いも絶えず、いつまでもいつまでも、こうして一緒にいたい・・・
そう思えるひと時だった。
すっっかりお世話になってしまった、太田酒造場のみなさま、本当に本当にありがとうございました!
「ウチの蔵に、新しい風が来たわよ!」と言ってくれたみんなに、心から感謝です。
でも、また今回も蔵から一本も出ずに終わってしまった。
「若桜散策、また出来なかったから、是非また来てね!」という言葉、忘れません!
だーいすきな、太田のみんなに会いに、また行きます!!!