仕事が終わったらさっさと会社を出るものだ。

飲み始めの時間にはまだ余裕があるから、と雑務を片付けていたら
やはり、会社を出ないと行けない時間にお呼びがかかる。

大慌てで事を済ませ、お店へ猛ダッシュ!!!

この日は5人で飲むのだ、しかもおそらくコース。
1人足踏みが揃わないと迷惑になっちゃうーー。

と、向かった先は たき下
幹事さんが相当迷いに迷って、ようやく決めたという、魚割烹のお店だ。

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店内は10席ほどのカウンターと、テーブルに掘りごたつ。
もうすでに満席状態で賑わっているけど、落ち着いた雰囲気。
板前さんたちにも清潔感がある。


さて。
遅れた時間、みんな待っていてくれたみたいでありがたい(涙)。
ビールを貰って、乾杯!

最初は 春菊のお浸し から。
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一緒に入っているのはタラの肝、酒飲みの好きそうな1品目。


2品目のお吸い物は 丸鍋金目鯛真蒸 から選べるという。

“丸”とは、お店によると京関西で呼ばれる スッポン の愛称らしい。
寒くなって脂が乗ってきたスッポンを使う、この時期限定のお料理なんだとか。

そしたらスッポンかなー! とみんなお揃い。

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と、出てきたのは鍋。
まぁ、「丸鍋」と書かれてはいたけど、お吸い物ではないよなぁ・・・と。

ネギやモチも入っていて、肝心のスッポンは、コラーゲンぷりぷりな部分。
出汁がきいたスープで、体も温まってくる。


ビールの次は、もちろん日本酒。

ラインナップは8種類ほど、割烹料理にしては多めなんではないかなぁ。
それなのに、みんなして飲めるお酒を 「うう~~~~ん。」 と考えてしまう。
問題児な私たち!?

まず最初は 喜久酔 をお燗で。


3品目はお刺身3品。
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ここで扱われるお魚は、小名浜港(福島)や小川港(静岡) の天然のものを扱っているんだとか。
朝直送でとっても新鮮。


おしのぎには 鰻の笹巻き飯むし
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もっちりしたお米と鰻に、ほんのり笹の香りがただよう。
しかも量もそこそこ。
ここで充分お腹が満たされてしまう。


さて、日本酒のペースはゆるゆると進む。
次はどれにしよう・・・と、またうーーーーむ・・・と考え込む。

考えてもしょうがないので、たまにはこんなお酒でも?!と 雪の茅舎 を。
冷酒として書いてあったけど、お願いすればお燗にしてくれた。
久しぶりに飲んだ雪の茅舎は、甘くて濃いな~という印象。


お料理5品目は炭火焼のカレイ
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焼き物は備長炭を使っているんだとか。
小ぶりなカレイをじっくりじっくり焼いてくれたんだろう。
エンガワまで食べられてしまった。
(普通はそんなトコまで食べないって・・・)

あわせた日本酒は・・・
折角だし、たき下で一押しと見られる 天領の瀧 を飲んでみよう!ということに。

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温める?という誰かの微妙な言葉に「ううーーむ。」と首をかしげるみんな(笑)。
飲む前から温めることに危険を察知したのかのように一致。

冷たいので頼むと、竹に入れてくれる。
香りは穏やかで、ワリとあっさり。
天領の瀧も静岡のお酒もようだけど、小川港との付き合いから、静岡のものが揃っているんだろうか。


そしてお料理最後は 鱈の真蕎麦蒸し
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これがまた、とっても美味しかった。
タラの柔らかい身と蕎麦のもちもちした食感に香り。
「もうお腹一杯!」という状態だったけど、不思議と食べられてしまう。


〆のご飯は別料金でお茶漬けに変えられるらしいのだけど、
ここのお味噌汁が美味しい!ということで、そのままに。
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白飯はもう食べられなかったけど、お味噌汁が確かに美味しい。
濃すぎず薄すぎず、最後に胃に染み渡る感じ。


で、別腹のデザートは、おなかにもキツくない、ちょこんと小さなフルーツたち。
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それにしても、
天然や産地、旬に拘ったお魚がこれだけ満載、それに料理にも何かしら工夫されている。
見るところ、キッチンがとっても狭い(?!)ようなのに、
これだけの人数でこれだけのお料理がよくできるな~って感心してしまった。
接客も気持ちがいいし、板前さんも元気がある。

そして、もっと驚いたのが、この中身&このコースで 5,000円?!

なんてリーズナブルな!!


[お店情報]
アクセス:麻布十番4番出口から徒歩3分
住所:東京都港区麻布十番2-1-11 小島ビル1F
TEL:03-5418-4701
営業時間:11時30分~13時30分(L.O.)/17時30分~22時
定休日:土曜日

[飲めるお酒]
天領の瀧
喜久酔
雪の茅舎
(以外、覚えておりません・・・)