鷹勇の蔵元さん訪問を終え、Y酒店の店長 とも泣く泣くお別れをし(実際は泣いてないけど)
この旅行の最後の目的地、境港 へ。

境港は観光のために・・・と思っていたけど、ここにも 千代むすび の蔵元さんがあるのだ。

千代むすびの社長さんがとお知合いの方から
「造る上で無駄が少なく合理的に整理された蔵というのも見てくるといいですよ」
と、紹介していただいたのだった。

他にも、水木しげるロードで目玉のおやじ猪口 を買ったり、
境港の水産センターでウマイ魚介類の肴を買ったり・・・

最後くらいは観光で〆ようかと。


そうして米子駅で乗ったのは、通称 キタロー電車 。

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す・・・スゴイ。米子駅から、水木しげる一色だ。


さて。若桜鉄道では出来なかったけど、こんなローカル線に乗ってやりたかった事と言えば・・・

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じゃーーーん。
大谷酒造さん の所で、「旅の道中で飲みなさい」と坂本杜氏がくださった 鷹勇 特別純米酒 !
やっぱ、お約束の 「ローカル電車に揺られながら傾ける盃」 はやるべきでしょう。

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辨天娘の蔵元さん で頂いた、小さいお猪口が大活躍!
ちゃっかり米子駅でつまみの 「鳥取名物 とうふちくわ」 も用意。

それにしたって、酒臭さを撒き散らしている上に、日本酒まで飲みだす我々。。。
いいのだ、キツイ香水なんかより、全然マシに違いない!

でも、途中、観光客というよりは普通の学生達がワイワイと乗ってきたりしたので、
一応コソコソっと鷹勇を味わう。


それにしても、あまり観光客がいないのは、既に17時近くになってしまったからだろうか。
ちょっと日も暮れかけている。
あまり遅い時間に行っても千代むすびさんに申し訳ないなぁ・・・と思いつつ、境港駅に到着。

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改めて気づいたけど、駅名一つひとつに、妖怪の名前がついていたのね。

帰りのフライトの時間も考慮に入れて動かなければいけないので、
まずは千代むすびさんへ行って、その後、観光でもしようかということに。


水木しげるロードの入口にあるためか、しっかり売店になっている。
そこにいらっしゃった社長さんにご挨拶、蔵見学をさせてくれたのは杜氏さんだ。

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やっぱり観光地だからだろう、見学に来るお客さんのために、
機会や部屋の説明プレートがきちんと用意されている。

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大きな機械がたくさん、そして自動コントロール機で合理的に管理する仕組み、などなど
規模の大きさに感心。。


こちらでも、ぐるっと一通り見させていただいたのだけど、
あまり時間をとってしまうと、この後の観光が・・・と、利き酒などはせず、
早めに千代むすびさんを切り上げることに。


が、外にでるともう日が落ちている・・・。
そして、なんだかひっそりしている・・・。

もっと観光客が歩いているイメージだったのに・・・と思っていたら
「もうお店なんかは閉まっちゃってますけどね。」 と仰る社長さん。

なんですとーーっ?!
るるぶを確認すると、確かにほとんど 「~17時」 というお店ばかりだ。
もしや、境港の水産センターも?!

・・・16時までだって。

チーン・・・

見事に観光は間に合わなかった。
良く考えりゃ、水産はそんなに遅くまでやってるワケがないか。


唯一自慢できるのは、目玉のおやじ街灯が見れたことだけだろうか。

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(昼間だと、意外と観光客は気づかないらしい)


今回の鳥取旅行で、行った(遊んだ)観光地、これにて全滅・・・。


まぁ、日本酒をここまで堪能できたんだもの、満喫満喫!
お酒くさい臭いを振りまきながら、早めに空港へ。

観光に使うハズだった時間は、何に使ったかというと・・・


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空港の待合所で、やっぱり “お約束” 。
つまみの 「鳥取名物 珍味3品&あご野焼き」 で、残りの鷹勇を堪能。

やっぱり〆は観光じゃなくて、コレでなくちゃ!

などと言いながら酒盛りをしつつ、一泊二日の濃厚旅行は幕を閉じた。


この旅行でお世話になった、
Y店長、jiroさん、太田酒造場のみなさま、まきた旅館さん、山根社長、坂本杜氏、トンビさん、
岡空社長に岩成杜氏、そしてこんな旅行につきあってくれた酒友・・・

こんなにも沢山の方々のお陰で、とっても楽しい旅になりました。
この感謝の気持ち、いつまでも忘れなぞ、と心にきめつつ・・・。 完。