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雨がやんだら、なんとも暑い日になった。
ムシムシする日ほど、んまーーい鶏が食べたくなるのはなぜだろうか。

そんなワケで今日は鶏が食べたい!
しかもいわゆる「焼鳥」ではない、ちょっと違う地鶏塩焼き。
私が東京で一番ウマイと思っているそのお店へレッツゴー。


その店を知った発端は、さくらの店長が連れていってくれた事。
「ここ以上の鶏は食べた事が無い。
自分のアニキ(として慕っている) がやってるんだから旨いんだ。」
と自身タップリに連れて行ってくれた。

食と酒にはとことん探究している店長が言っているのだから本物だ。

それが  じどりーにょ    

池袋西口方面を進んでいくと、ラブホやキャバクラが密集する界隈があるが
そのブロックに迷い込んですぐの辺りにある。

家から一番近いスーパーがその界隈を通り抜けないと無いため
いつも夜遅くの仕事帰りに、呼び込みの兄ちゃん達を横目で通り過ぎて買物に行っている。
(兄ちゃんたちに、キャバ出勤と思われてそう・・・)
まったく気が付かなかったので、こんな所にあったとは?!と驚いたのを覚えている。

しかし、そんな所にあるからと言って、侮ってはいけない!!

うまい地鶏を求めて、はたまたステキな徳さんに会うため、
仕事帰りのサラリーマンから、なぜか近所のおばさん、
もちろん夕食(昼飯?)を求めてくるキャバ嬢や呼び込みの兄ちゃん達まで
様々な人種が集まってくるのだ。

そのような色んな人種の方たちと会話に花が咲けば、自分の世界も広がるというもの。
(ホントか?!)

アニキは宮崎出身の徳さんという。

鶏は宮崎地鶏の 種鶏 (だったかな?) のメスを仕入れているとのこと。
だから、地鶏女 ⇒ じどりーにょ

・・・ナイスなネーミングです、アニキ。

じどりーにょは2,3ヶ月前に引越しをした。
とはいってもすぐ近くのブロック。
前の店より少し大きめで、間接照明がオシャレ。小上がりなんかも4席ほど出来ている。
聞けば、その小上がりから内装まで、徳さんが作ったとか。

さすが宮崎男児っす、アニキ。

ここに来たら、まずは絶対にこれを頼まないといけない。

地鶏の塩焼き (写真はMサイズ)

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炭焼きのちょっと赤みが残る焼き具合で、鶏汁が じゅわ~~ と出るところが、またウマイのだ。
味はついているが、にんにくパウダーをちょっと付けても美味しい。

焼き方はやっぱりそれなりの経験と腕が必要だとか。
炭火の炎が立ち上がる中、ささっと網や鉄板で炙って出してくれる。

眉毛を潜めながら炎と鶏を見つめているアニキ、渋いっす。


さて、この鶏と一緒にいつも頼むものが ピリ辛きゅうり

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あっさり胡麻ダレで和えである。
鶏の脂をうまく中和してくれて、相性抜群。

この地鶏ときゅうりとビールと野球中継があれば、立派な宮崎の夕食風景らしい。

ちなみに、じどりーにょは焼酎の揃えは豊富だが
日本酒は 浦霞真澄 の2本揃え。
もちろん2つとも飲んだが、スッキリした香りとサッパリした味が地鶏にピッタリ。

やっぱり日本酒のセレクトも的を付いてます、アニキ。

ところでトイレに入ってびっくり!というか 「やっぱり」。
一面、矢沢永吉のポスターとかレコードのジャケットが。

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そうか、徳さんのあの渋さは永ちゃんだったのか。
そういえば店内の巨大スクリーンも永ちゃんのコンサート流してたなぁ。

そんな中、宮崎県の地図も壁に大きく貼ってあったりして、アニキの宮崎愛が伝わってくる。

いつだったか、朝の出勤時、駅に向かっている時に、逆方向から歩いてきた徳さんと会った。
お互いびっくり、「こんな時間にこんな所で会うとは~。」
仕事の帰りだったようだ。
いつも朝遅くまで(?)お疲れ様です。

[お店情報]
最寄駅:池袋から徒歩10分
住所:豊島区池袋2丁目12?13?301 
TEL:03-5391-9882
定休日:日祝
営業時間:確か19:00~(終わりは不明・・・朝方までやっている)

[のめるお酒]
日本酒は 浦霞 真澄 の2つ
焼酎は揃えがとても良い