
私に日本酒を教えてくれたのは、日本酒好きの友人。
あの時の、「目からウロコ」をもっといろんな人に知ってもらいたい・・・。
そう思っている私も、" 一人一人・・・日本酒好きの友達の輪を広げている ” のかなぁ
と改めて実感する。
もともと日本酒を飲みだしたのは私がきっかけだという、その友人、
「新潟に行った時に、ンマイお酒を買ってきたから、一緒に飲も。」
と、家に招待してくれた。
見ると、以前、池袋の 多酒多菜 昔ばなし 別館 で飲んで、心底おいしい!!と感じた
夢山水十割 奥
さらに、私の「飲みたい日本酒リスト」が書かれている手帳にある
村祐
んでもって、その友人の目利きで買ってきたという
斬九郎の全麹仕込み
す・・・スゴイ・・・。
私だって、飲みたくてもなかなか手に入れられないのに、
さっくり、こんなにテーブルに並べられるとは・・・。
いやぁ、持つべきものは 友 です。
友人宅に訪れたのは、まっ昼間の14時。
さっそく、キュウリと自家製味噌の「もろきゅう」を肴に、飲み始めたワタシたち。
旨い旨い!昼間っから飲める幸せに浸りながら、感想なんぞ、吹っ飛んでいた。
でも・・・思い出してやっぱり一言書いてみようかな・・・。
(書き出すと一言じゃなくなるからイケナイ)
新潟の 村祐 は、表ラベルのみ。
そこには、「純米大吟醸」とか「日本酒度」とか何も書いてない。
というのも、
「お米の類がどうの、精米歩合がどうの、日本酒度がどうのこうの・・・って
品評会の指標になりそうなウンチクなんか語らなくても、
飲んでくれる人が ”おいしい” って楽しんでくれりゃ、それでいいんだ。」
っていう杜氏さんの気持ちの表れ。
(こちら参照にしました)
友人が買ってきてくれたものは、純米大吟醸クラスだったらしいが
確かに、ウンチク云々なんて見なくても、すんごく旨口でおいしい!!
全然新潟のお酒っぽくない、という印象。
そして、夢山水十割 奥 。
これは愛知県の「尊王」で名前が知れている酒蔵さんが、
試験的に「夢山水」というお米100%で造った純米吟醸。
これを2年前、冒頭にもある 多酒多菜 昔ばなし 別館 で初めて飲んだときは、
ホント~に感激した記憶がある。
でも、このお酒はネット販売はもちろんやってないし、置いてある酒屋さんも数少ないらしく
見かけたことは一度もなかったのだ。
それが目の前に・・・。
はぁ~、昼間から飲む、この至福感&満足感。
本当においしゅうございました。
ありがとう、友よ。
(ちなみに、斬九郎 全麹仕込みは、保存状態がよくなかったのか?
かなりひねまくっていたので、敢えてここではコメントしません)
そして、がっつり昼間っから家飲みしたこの後、
前述の 酉玉 へ、飲み直しに行ったのであります・・・。
「村祐」旨いですよね~。初めて飲んだときには「これが新潟の酒か!?」と驚いたものです。
「純米大吟醸・雅」は面白い味でした。甘さが少しくどい感じだけど、オレンジのような柑橘系の酸が適度に効いていて、バランスの取れた仕上がりになっていました。
しかも、コストパフォーマンスも最高だし、新規開拓が終わったら定番酒にしたい銘柄の一つです。
「斬九郎」残念です。若い杜氏さんが「80%精米」や「全麹仕込み」「減農薬米・無農薬米使用」等色々な事にチャレンジしています。
まだ、酒にバラツキがあるようなので、また飲んであげて下さい。
今年の中では「純米大吟醸」がいいかもしれません。