ハイテク電車・ゆりかもめ。新橋駅から出発した我がゆりかもめ370円の旅、後半戦です。

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(なんか挟まれてます。※本文とは関係ありません。「ださい。」と書いてあるのも関係ありません。)

台場駅でほとんどの乗客が降りてしまったこの静けさ。この静寂に身を委ね、あなたは前の座席に足をほっぽり出すことでしょう。いいんです。くつろいでください。
そうこうしているうちに新交通おりかもめ(※おとなのゆりかもめ、の略)は「船の科学館」駅に到着。停泊している南極観測船「宗谷」と青函連絡船「羊蹄丸」を見下ろし、

「この船とこっちの船、買おう。いくら?」と言いながらサイフを取り出す自分。

そんな空想に耽るというのはいかが?

「科学、ニガテだったなぁ。学生時代。」

と青春を振り返るのもおつなものです。泣いたっていいんです。他の乗客はいないんですから(運が良ければ)。

涙で前が見えないあなたを「テレコムセンター」駅の名前にもなっている「東京の凱旋門」・テレコムセンターがお出迎え。

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(台!といった風情。)

大きな建物を見てください。そして望郷の父を思い出し、

「おやじの背中もあれくらい大きかったか、な。」

と再度涙するのもよいでしょう。

ちょっと湿りがちな気持ちを一気に乾かしてくれるのが「青海」駅付近から見える大観覧車です。

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(夜の方がキレイだよう。)

おやじの背中の大きさを思い出し、緩んだ涙腺をきゅっと引き締めてくれるほどの雄大さに恐れをなすはずです。パレットタウン帰りの若者が湿っぽい気持ちに爽やかな風を運んでくれることでしょう。

おやおや?あの建物は一体?

そんな摩訶不思議な建物が見えてきました。「国際展示場正門」駅に隣接する東京ビッグサイトです。奇抜な建物を見ながら、「俺もビッグになってやる。」そう決心するあなたならビッグになれるぜまったく。

いよいよお別れです。新交通・ゆりかもめの終点「有明」駅が見えてきました。駅横に建つ東京ベイ有明ワシントンホテルで旅の疲れを癒すもよし、有明テニスの森公園で爽やかにテニスをプレーするもよし。存分に楽しんでください。

新交通・ゆりかもめに乗るだけでもここまで楽しめます。どうすか台場。

ようこそ台場。

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(お台場は日々何か作ってます。)