赤い風船をもったお母さんが、
「はやくしなさい」
って前の方から呼んでいるけれど
この子はシャッターが気になるのか
道の脇へよろよろ近づいたり
遠ざかったり
なかなか進まない。
お兄ちゃんはすでに
たったったったと
走っていってしまった。
(ところで「ハーフ」って呼び方は
半分=半人前 みたいな印象を与えかねないので
よくないそうですね。
代わりとして
「ダブル」という呼称が提唱されたりもしているようですが
ぜんぜん定着していませんね。
こういうときって困ります。
その呼び方をすることで少しでも嫌な気持ちを受ける人がいるなら
やめておきたいとは思うものの
こういう場合、
問題は呼び方自体にはあまりないし
(問題は、
言葉ではなく
その言葉に張り付いている物の見方のほうにある)
言葉というのはまず意味が通じなくてはいけないから
不自然な言い換えをするのはあまりよくないし
(はっきりいって「ダブル」といってもなかなか通じない)
そもそも、
言葉というのはなるべく自然発生的であるべきだと思うし。)
今はそんなに悪いイメージじゃあないけど、(私の頃も自分的にはまったくなかったんだけど)、本人達は随分嫌な思いもしたみたいだし、共通の感覚があるみたいだよ。
いわば「日本人でもない。~人でもない」みたいな。
勿論プラスの部分だってあるハズだし、そのことは分かった上でね。
言葉は難しい。
そんなつもりはなくても人を傷つけたりするしね。
でも、それで怖がっていては会話もままならない。
大切なのは相手に対する真摯な態度かな。
気持ちがちゃんと伝われば、なんとかなる。
初対面はそれでも気を使う所なのかもね!