「焼肉屋にいる男女は深い仲である」
いつかの花金データランドで見聞きし、それ以来小生のバイブルとなっておりました。



いつも軽い調子でかわされてしまうましゅまろちゃん(巨乳)の真意を探るべく、
小生、いきりたって焼肉へお誘いしてみたのであります。


すると、ましゅまろちゃん。暫時、目をしばたたかせ、乳揺らしながら
ちょうど、行ってみたいところがあったの」とあっさり合意。
小生の膝小僧は笑い出した次第であります。



小生、失礼があってはならぬとブレスケアを箱買いし、
幸せの重み感ずるナップザックを背負い、ましゅまろちゃんと向かった先にあったのは、



アンティカ オステリア カルネヤ




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ナニヤデスカ?
カルネヤデス。











しまりのない口は余計にしまらず、本当に焼肉屋なのか容易に判断つかず、
ましゅまろちゃんに小突かれるようにしてようやく店内へ踏み入ってみれば、





が小粋に利いたおされ空間。





様子が良い店員の紳士振りに頬赤らめるましゅまろちゃんを見て、
小生、「チッ」と舌鳴らすはずが、「フガッ」とブタ鼻を鳴らしてしまい、小生まで赤らむ始末。






席へ案内されても鉄板なぞなく、周囲を見渡してみてもどの卓にも七輪なぞもなく。




「ここは本当に焼肉屋なのかい?」
「ここはね、イタリアの焼肉をコンセプトにしているのよ。」







そういうことであるか。小生、焼肉屋であることに胸をなでおろすとまた一難。
メニューを開けば1皿あたり1,000円以上するではないか・・。






グ・グ・グ。






小生があやうく泡吹きそうになっていると先刻の紳士店員現れ、料理の紹介とともに
「1皿で大分ボリュームがありますよ」と痒いところに届くお声。








先鋒、サラダにニョッキ。


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次鋒、お肉ちゃん。

















ひーーーーん








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焼かれた状態で、皿にもまれた、もとい盛られた姿で出てきちゃったよ。
ましゅまろちゃん、ナイフとフォークで食べていらっしゃる。







ひーーーーん。







小生とましゅまろちゃんの箸と箸とが網上を舞い、小生がましゅまろちゃんの肉をひっくり返し、
ましゅまろちゃんがフーフーハーブの吐息吹きかけ、適温加工施した肉を小生の小皿にソッと置く。

共同作業を通して深まる愛、絡まるタレと肉。
それが焼肉ってもんでしょー。



なのに・・・。
なのに・・・・。








ジューシー




なんですか、このベルベットのように優しい歯ごたえとましゅまろちゃんにも似た弾力。




のーーーーーん。



この叶えられぬ望みと骨抜きにされてしまいそな現実とのせめぎ合い。
なんともどかしき。
沖縄のあぐり豚やらフランスのなんたらいう貴重な面々もスタンバっていらっしゃるといふのに。




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そして小生、唇噛みながらハラミを追加した。




ANTICA OSTERIA CARNEYA
住所:新宿区南山伏町3-6 市ヶ谷NHビル1階
電話:03-5228-3611
営業時間:12:00~13:30(L.O.)、17:30~23:00(L.O.)
定休日:月
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神楽坂からは徒歩15分強(ワッショイ調べ)