20日の話、
麻布十番での用事を済ませた帰り、
ほんのちょっぴり、「けやき坂」に足を運んでみました。
  ここはもう六本木かな・・・ ごめんなさい。
  でも、麻布十番駅からも近いので書かせてくださいね。



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16:40、
東京国際映画祭のオープニングセレモニー真っ最中。
道の両脇は人で埋め尽くされ、
あたりは熱気に溢れています。



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報道カメラ、マスコミ軍団はまるで、
ひなまつりの段飾りのよう。



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人垣の後方からでしたが、
レッドカーペットを歩く芸能人も垣間見えました。



見えやすい位置を求めてさまよい歩いていたときのこと、
私の目は、それらとは全く関係のないものに釘付けになってしまいました。


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沖縄物産フェア会場の入り口で、
小さな竹の笛を、とても楽しそうに吹いている1人の青年。

『「海音オカリナトロンボーン」
沖縄の笛職人が作った世界で一番簡単な笛』
と書かれたワゴンの中に立ち、
彼はその笛の売り子をしているのです。

これが、もう、上手いのなんの!!
子供たちも寄って来て、次々に奏でられる彼の音楽に、
夢中になって聴きいっています。




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この「海音オカリナトロンボーン」、
ストローみたいに小さな竹の笛で、
一見、スポイトみたいな作りに見えます。
息を吹き込みながら、
音階を調整する下側のパーツを上下させて演奏します。

沖縄の玉城欣也さんという笛職人さんが作った笛で、
2オクターブ以上の音階が出せる珍しい笛なのだとか。




値段は、紅型模様の収納袋つきで1,500円と、手ごろな感じ。


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「ブログ用に写真を撮らせていただいてもいいでしょうか?」
お願いすると快く応じてくれました。
そして、

「これが良いですか? それとも、こっちのほうき笛がいいですか?」
と・・・
いきなり、
竹箒を持ち上げて吹いて見せてくれるではありませんか!!

「えー それ笛ですか!?」
この様子を生で見たら、もう誰もが驚くと思います。

その音色はとてもきれいで、
演奏が終わると思わず拍手しちゃいました。




これも玉城さんという笛職人さんが作った笛で、何でも「ほうき」だけではなく、
ホースや鉄パイプ、ヌンチャク等、ビックリするような物まで
ドリルで穴を開けて楽器に変えてしまうのだとか。

ふと見ると売り子のお兄ちゃんも「玉城」という名札をつけていました。
「もしかして息子さん?」
と聞くと、「そうなんです」とちょっと照れながら答えてくれました。

六本木ヒルズの沖縄物産展は「28日まで」って言ってたかな(?)確かそのくらいで、
彼は普段、銀座わしたショップで売り子をしているそうです。
「呼び出してもらえればいつでも演奏しますよ」と言っていましたので、
機会があれば、皆さんもぜひ1度彼の演奏を聞いてみてください。

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おまけ。
シーサーの置物、
よく見ると、ゴーヤチャンプルや沖縄そばを持っています。
可愛い~!!


◆DATA◆
銀座わしたショップ
〒104-0061 東京都中央区銀座1-3-9 実業之日本社銀座ビル1F
営業時間 :10:30~20:00
定休 :年末年始を除き営業
TEL :03-3535-6991