雨が降った日は、ちょっと外に出るのが億劫だ。
だから、会社からほとんど濡れることなく辿り着ける日比谷シティへ昼ごはんを買いに行く。あるいは、食べにゆく。

沢山の人が働く新橋界隈だけれど、考えることは皆同じ。
雨の日の日比谷シティは、驚くほど多くのサラリーマンでごった返す。

どの店も客足が途絶えないけれど、これまた一定以上の長さに行列が出来ないのは店の回転の速さにあるのだと思う。日比谷シティに居を構えるお店はどこもスタッフがてきぱきとしていて、オーダーが通されるのも料理が出てくるのもちょうどいいタイミングで行われる。「待たされた」と感じることはほとんどない。

更に嬉しいのは、雨が降るとちょっとお値段が安くなるお店もあること。
雨が降っているからこそ、お昼時の日比谷シティには人が増える。だからこそ、お店の気持ちよさがよく分かる。お財布にもちょっと嬉しいことがある。
新橋にて成立する、雨の日の法則。

雨が降った日は、ちょっと外にでるのが億劫だ。
でも、雨の日だからこそ感じられる小さな幸せも、新橋には存在しています。